Movable Type 5.0 仕様変更点と注意事項

Movable Type 5.0 仕様変更点と注意事項

Posted at September 5,2009 12:55 AM
Tag:[5.0, MovableType]

Movable Type 4.x から Movable Type 5.0 の仕様変更点と注意事項を掲載します。この記事は公式サイトの「Beta 1 リリースノート」の内容に一部加筆して、構成を変更したものです。

環境

  • MySQL 5.0以上のみをサポートします。(Enterprise は、Oracle Database 11gとMicrosoft SQL Server 2008をサポートする予定)。SQLiteとPostgreSQLはサポートされません。
  • Perl 5.8.1 以上のみをサポートします。
  • ダイナミックパブリッシングを利用するには、PHP5.xが必要です。
  • 文字コードは UTF-8 のみをサポートします。
  • ダイナミックパブリッシングでは、MT:AssetでTiff形式およびBMP形式をサポートしていません。

The blog of H.Fujimoto - Movable Type 5 β1レビュー(動作環境とインストール)」ではSQLite 等も動作するようです。

ウェブサイトとブログ

  • MT4.xからMT5.0にバージョンアップした場合、作成済みのブログは「標準のウェブサイト」というウェブサイトに配置されます。「標準のウェブサイト」のウェブサイトのサイトURLとサイトパスは空白になっています(バージョンアップ前に作成されたブログの公開設定の互換性を保持するため)。そのため、既存のブログの投稿・公開はできますが、「標準のウェブサイト」自体にコンテンツを投稿することはできません。
  • ウェブサイトの追加により、ウェブサイト間でブログが移動できます。ただし、アップロード済みのファイルは、新しいウェブサイトのパスに手動でコピーする必要があります(以前のパスにあるファイルを残しておけばデッドリンクを防止できます)。

編集画面

  • ブログ記事およびウェブページの投稿画面で投稿欄のリサイズ機能が削除されました。
  • テンプレート編集エディタをCodeMirrorに変更したため、より多くのブラウザで安定した動作をするようになりました。そのためシンタックスハイライト(強調表示)の有効・無効を切り替える機能が削除されました。

カスタムフィールド

  • コメント投稿フォームのカスタムフィールドで「日付と時刻」を表示した場合、管理画面のカスタムフィールド「日付と時刻」で表示されるような入力インターフェースは表示されません。これはJavaScriptライブラリが読み込まれないためです。
  • アイテムにカスタムフィールドを追加する場合、アイテムの種類に応じて、『画像』『ビデオ』『オーディオ』をシステムオブジェクトとして選択し、それ以外の種類のアイテムに追加する場合は『アイテム』をシステムオブジェクトとして指定します。
  • コメントにカスタムフィールドを追加した場合は、テンプレートを編集してカスタムフィールドを表示する必要があります。つまり、管理画面のカスタムフィールドのように自動でテンプレートタグが追加されるものではありません。

履歴管理

  • テンプレートの更新履歴には、「出力ファイル名」「公開」は含まれますが、「テンプレートの種類」「ファイルへのリンク」は含まれません。

インポート・エクスポート

  • カスタムフィールドの内容がインポート・エクスポートできるようになりました(注:エクスポートデータにカスタムフィールドが含まれるのは動作確認しました。キーワードはベースネーム。)。ただし、インポート・エクスポートの際にシステムレベルのカスタムフィールドは含まれません。

ユーザー

  • 「新しいユーザーの初期設定」で個人用のブログを作成する際に、MT4.xでは「複製するブログ」を選択していましたが、MT5.0では「適用するテーマ」を選択します。

権限

  • 「ウェブサイト管理者」が持つ権限を「ウェブサイトと所属ブログの管理」の権限を持つように変更されました。これに伴い、バージョンアップ時に、既存の「ウェブサイト管理者」は「ウェブサイト管理者(MT4)」に表記が変更されます。
  • 「デザイナー」の権限を「テーマの管理」の権限を持つように変更されました。これに伴い、バージョンアップ時に既存の「デザイナー」は「デザイナー(MT4)」に表記が変更されます。
  • ウェブページの管理だけを行うロールとして「ウェブマスター」が追加されました。このロールではファイルのアップロードも可能です。
  • 「ウェブサイトと所属ブログの管理」権限が追加されました。この権限には、ウェブサイトとウェブサイト配下に新たに作成するブログの管理権限が与えられます。
  • 「ウェブサイトの管理」権限は、ウェブサイトに属するブログの管理権限は与えられず、ウェブサイトのみを管理することができます。ブログを作成する権限として、「ウェブサイトの管理」権限に加え、システム権限「ブログの作成」が必要です。
  • 「テーマの管理」権限が追加されました。
  • 一部の権限の名称を変更しました(ベータ1では変更されていない?)。MT4.x:ブログ管理者→MT5:ブログの管理/MT4.x:ブログの設定→MT5:設定の変更/MT4.x:ブログを再構築→MT5:サイトを再構築

言語

  • MTインストールフォルダのindex.htmlで、言語を選択してログインした場合、ユーザー設定の仕様言語ではなく、index.htmlで指定した言語で管理画面が表示されます。ユーザー設定を反映したい場合は、一度サインアウトし、index.htmlからではなく、直接mt.cgiからサイインインしてください。
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Tracked on September 5, 2009 1:55 PM
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