Movable Type 5.02 にアップグレードしました

Movable Type 5.02 にアップグレードしました

Posted at August 13,2010 1:55 AM
Tag:[5.02, MovableType, Upgrade]

当ブログを、Movable Type 4.261 から 5.02 にアップグレードしました。

クレジット

以下、アップグレード手順を掲載します。

1.ブログのバックアップ

アップグレード前(4.261)のブログのバックアップを取得します。

バックアップした後、正しくバックアップされているかどうか、バックアップファイルを確認した方が良いでしょう。圧縮ファイルでバックアップした場合、バックアップファイルを解凍すれば、XMLファイルなどがテキストエディタで確認できます。
またはバックアップを2回繰り返し、同じサイズになっていれば、経験上大丈夫だと思います。

バックアップはこれ以外にも方法があります。SQLiteであれば、mt-config.cgi に指定してる DBファイルを丸ごとダウンロードしておけば良いでしょう。MySQL であれば、コマンドラインからバックアップを実行するか、phpMyAdmin によるバックアップが可能です。

なお、バックアップはアップグレード前だけでなく、定期的に行いましょう。

2.アプリケーションディレクトリのリネーム

「アプリケーションディレクトリ」は、mt.cgi などがあるディレクトリです。このアプリケーションディレクトリ自体を FTP ツールでリネームして、プログラムを上書きしないようにしています。

例えば、アプリケーションディレクトリ名が

mt

であれば、

mt--

などに変更します。

なお、アプリケーションディレクトリ名を変更した後、一時的にブログ管理画面にアクセスできなくなりますので、注意してください。

3.アプリケーションディレクトリ作成

リネーム前と同じディレクトリを FTP ツールで(同じ位置に)作成します。上の例では、

mt

というディレクトリを作成します。

4.Movable Type 5.02 のアップロード

Movable Type 5.02 のプログラム一式を、アプリケーションディレクトリ配下にアップロードします。

スタティックディレクトリをアプリケーションディレクトリと別のディレクトリに配置している場合は、スタティックディレクトリも手順2~3と同じ要領でディレクトリを作成すると良いでしょう。

5.mt-config.cgi の修正

旧アプリケーションディレクトリ(mt--)にある mt-config.cgi をFTPツールで一旦ローカルPCにダウンロードし、任意のエディタで開きます。

そして、以下の1行をファイルの最後に追加します。

DefaultLanguage ja

この行を追加しておかないとアップグレード時に次のように英語表記になります。

アップグレード開始(英語表記)

また、MySQL5.xでUTF-8を利用している場合、次の1行も追加します。

SQLSetNames 0

なお、この1行を追加すると文字化けするという記事を見かけたので、今回は設定しませんでした。アップグレード前のMySQLの文字コードはUTF-8です。アップグレード後の文字化けは発生していません。

この項の詳細については以下のページを参照してください。

Movable Type 5 ドキュメント - Movable Type 5 の変更点、注意事項、および既知の問題

修正後、mt-config.cgi を新アプリケーションディレクトリ(mt)にアップロードします。

この作業を行わずに mt.cgi にアクセスすると、新規インストールの動作になるので注意してください。

6.CGIファイルの属性変更

4項でアップロードした、アプリケーションディレクトリ直下にある各CGIファイル(.cgi)の属性を 644 から 755 や 705 などに変更します(サーバ上でアーカイブを展開した場合はこの作業は不要です)。変更する属性が分からない場合は、旧アプリケーションディレクトリの CGI ファイルを参照してください。

7.ブラウザから mt.cgi にアクセス

mt.cgi にアクセスするとアップグレードが開始画面になるので「アップグレード開始」をクリックします。

アップグレード開始

サインインします。

サインイン

アップグレードが開始します。正直なところ、今回のアップグレードは結構ドキドキでした。

アップグレード開始

完了しました。これで「Movable Type に戻る」をクリックします。

アップグレード完了

ユーザーダッシュボードが表示され、ダミーのウェブサイトが出来上がっています。

ユーザーダッシュボード

8.プラグインファイルのコピー

旧アプリケーションディレクトリから必要なプラグインをコピーします。外部のテンプレートセットを利用していた場合は、必ず新しい plugins ディレクトリに外部テンプレートセットのディレクトリを、plugins ディレクトリにコピーしてください。場合によっては mt-static/plugins ディレクトリからのコピーも必要です。

なお、以下の方法を利用すれば、プラグインをコピーする手間が若干省けます。私はこの方法を採用しています。

Movable Type のアップグレードで旧アプリケーションディレクトリのプラグインを新アプリケーションディレクトリにコピーしない方法

9.不具合等

大きな不具合は発生していませんが、記事作成時に重宝していた、CustomEditorButtonEntityRefbuttonが使えなくなりました・・・。

また、再構築時、拙作のEntryCategoryIDプラグインでエラーになってしまったので、プラグインをMT5対応版に入れ替えました。

また、ブログ記事作成時のカテゴリ選択エリアの縦幅が小さくなったので、CMSHeadプラグインを入れて、次のように拡げました。

カテゴリ選択エリア

以上です。

関連記事
トラックバックURL


コメント

>CustomEditorButtonやEntityRefbuttonが使えなくなりました・・・。
おそらく、yujiroさんの事だから、ご自分で対応してそうな気もするけど、自分の使っているやつをGitHubに上げました。
オリジナルが対応してくれるのがベストですが、ソレまでのつなぎに・・・
http://github.com/naoaki011/mt-plugin-custom-editor-button-2
http://github.com/naoaki011/mt-plugin-entryref-button

[1] Posted by oscar logo : August 22, 2010 10:54 PM

>oscarさん
こんばんは。
ご連絡ありがとうございます!
別途ダウンロードして、ありがたく使わせていただきます!

[2] Posted by yujiro logo : August 24, 2010 2:38 AM
コメントする
greeting

*必須

*必須(非表示)


ご質問のコメントの回答については、内容あるいは多忙の場合、1週間以上かかる場合があります。また、すべてのご質問にはお答えできない可能性があります。予めご了承ください。

太字イタリックアンダーラインハイパーリンク引用
[サインインしない場合はここにCAPTCHAを表示します]

コメント投稿後にScript Errorや500エラーが表示された場合は、すぐに再送信せず、ブラウザの「戻る」ボタンで一旦エントリーのページに戻り(プレビュー画面で投稿した場合は、投稿内容をマウスコピーしてからエントリーのページに戻り)、ブラウザをリロードして投稿コメントが反映されていることを確認してください。

コメント欄に(X)HTMLタグやMTタグを記述される場合、「<」は「&lt;」、「>」は「&gt;」と入力してください。例えば「<$MTBlogURL$>」は「&lt;$MTBlogURL$&gt;」となります(全て半角文字)