Movable Type 5.1にアップグレードしました
当ブログを、Movable Type 5.04から5.12にアップグレードしました。
以下、5.0xから5.1xへのアップグレード手順を掲載します。ちなみに当ブログのアップグレード前のバージョンは5.04でした。
1.ブログのバックアップ
アップグレード前(5.0x)のブログのバックアップを取得します。
バックアップした後、正しくバックアップされているかどうか、バックアップファイルを確認した方が良いでしょう。圧縮ファイルでバックアップした場合、バックアップファイルを解凍すれば、XMLファイルなどがテキストエディタで確認できます。
またはバックアップを2回繰り返し、同じサイズになっていれば、経験上大丈夫だと思います。
なお、バックアップはアップグレード前だけでなく、定期的に行いましょう。
2.アプリケーションディレクトリのリネーム
「アプリケーションディレクトリ」は、mt.cgi などがあるディレクトリです。このアプリケーションディレクトリ自体を FTP ツールでリネームして、プログラムを上書きしないようにしています。
例えば、アプリケーションディレクトリ名が
mt
であれば、
mt--
などに変更します。
なお、アプリケーションディレクトリ名を変更した後、一時的にブログ管理画面にアクセスできなくなりますので、注意してください。
3.アプリケーションディレクトリ作成
リネーム前と同じディレクトリを FTP ツールで(同じ位置に)作成します。上の例では、
mt
というディレクトリを作成します。
4.Movable Type 5.1xのアップロード
Movable Type 5.1xのプログラム一式を、アプリケーションディレクトリ配下にアップロードします。
スタティックディレクトリをアプリケーションディレクトリと別のディレクトリに配置している場合は、スタティックディレクトリも手順2~3と同じ要領でディレクトリを作成すると良いでしょう。
5.CGIファイルの属性変更
4項でアップロードした、アプリケーションディレクトリ直下にある各CGIファイル(.cgi)の属性を 644 から 755 や 705 などに変更します(サーバ上でアーカイブを展開した場合はこの作業は不要です)。変更する属性が分からない場合は、旧アプリケーションディレクトリの CGI ファイルを参照してください。
6.ブラウザから mt.cgi にアクセス
mt.cgi にアクセスするとアップグレードが開始画面になるので「アップグレード開始」をクリックします。
サインインします。
アップグレードが開始します。完了したら「Movable Type に戻る」をクリックします。
ユーザーダッシュボードが表示されます。
7.プラグインファイルのコピー
旧アプリケーションディレクトリから必要なプラグインをコピーします。外部のテンプレートセットを利用していた場合は、必ず新しい plugins ディレクトリに外部テンプレートセットのディレクトリを、plugins ディレクトリにコピーしてください。場合によっては mt-static/plugins ディレクトリからのコピーも必要です。
なお、以下の方法を利用すれば、プラグインをコピーする手間が若干省けます。私はこの方法を採用しています。
MT5.1に対応していないプラグインがいくつかあったので入れ替えました。
- Movable Type AMI版(AWS)のアップデート
- Movable Type 5.031にアップグレードしました
- Movable Type 5.02 にアップグレードしました
- Movable Type 4.26 から 4.261 へのアップグレード(データベース更新あり)
- Movable Type 4.25 から 4.26 へのアップグレード
- Movable Type 4.23 から 4.25 へのアップグレード
- Movable Type のアップグレードで旧アプリケーションディレクトリのプラグインを新アプリケーションディレクトリにコピーしない方法
- Movable Type 4.22 から 4.23 へのアップグレード
- Movable Type 4.21 から 4.22 へのアップグレード
- Movable Type 3 から Movable Type 4 のアップグレードにおける注意事項(その2)
- Movable Type 3 から Movable Type 4 のアップグレードにおける注意事項