メモリ使用量が少ないFirefox7をインストールしてみた
昨日Firefox6の記事を書いたばかりですが、PCには早くもFirefox7(ベータ)をインストールしました。
Firefox7では以下のパフォーマンス改善が行われています。
- 使用メモリの削減
- 起動時間短縮
- Sync機能の同期高速化
- Canvasグラフィックスの高速化
また、アドレスバーの「http://」もChromeのように省略されました。
以下、「Firefox 7 の主な新機能を紹介します」の記事を元に、パフォーマンス改善内容を紹介します。
1.使用メモリの削減
Firefox7ではメモリ使用量がFirefox6以前に比べ20%~30%、最大で50%削減されるようです。また、ガーベージコレクションが確実に行われるよう修正されています。
ということで、同じ数のタブ(6枚。アクセスサイトも同じ)を開いたときのメモリ使用量を比較してみました。Firefox7では明らかに使用メモリ量が減っています。
Firefox6(約170MB)
Firefox7(約138MB)
ガーベージコレクションはFirefox5までは行われていないようでしたが、Firefox7ではタブの削除に連動してメモリ使用量が減ります。Firefox5/6でもガーベージコレクションはそれなりに行われているようですが、元記事のグラフより、7ではより確実に行われていることが分かります(上が6/下が7)。
2.起動時間短縮
WindowsとLinuxでは、Firefoxの動作に必要なライブラリを起動時に先読みすることで、起動時間を短縮するようです。XPなどの低パフォーマンス PCなどの方が効果があるとのことで、起動時間が最大50%短縮されるようです。
おおざっぱな体感速度ですが、さきほどの実験と同様、タブを6枚開いた状態ブラウザを終了し、起動時に同数のタブを開いて読み込みが終わる速度を計ってみました。
- Firefox6:8秒
- Firefox7:6秒
3.Canvasグラフィックスの高速化
Windows版のHTML5 Canvas処理限定ですが、Azure APIを導入し、数倍以上の高速化が行われているようです(Webアプリケーションの処理内容によって異なるとのこと)。
4.ダウンロード
Firefox7は以下のリンクからダウンロードできます。
- Firefoxのスクリーンショットで新機能追加
- Firefoxで新しいタブをすぐ右側に開く方法
- Firefoxでメニューバーを表示する方法のまとめ
- Firefoxでスクリーンショットを撮る方法
- FirefoxやChromeで擬似クラス(:hoverや:activeなど)のCSSを検証する方法
- Firefoxで一番左または一番右のタブに一発で移動する方法
- Firefoxで画像表示やJavaScriptをオフにする方法
- JavaScript+Firefoxで新しいウィンドウを開く方法
- Firefox29でリロードボタン・停止ボタンの位置を移動させる方法
- Firefox 25で表示が遅くなった場合の対処方法
- FirefoxでYouTubeの「共有」をクリックしたときに「undefined」が表示される不具合の対処
- FirefoxでPDFの表示が崩れる場合の対処
- Firefoxを高速化する「SpeedyFox」
- Firefox16でMovable Typeのカテゴリ・フォルダ選択ができない不具合について(続き:パッチの適用バージョン調査)
- Firefoxの自動更新を止める方法