Movable Type Data APIの使い方:authenticate()
Movable Type 6から提供されるData APIの使い方を紹介します。
本エントリーではJavaScript SDK APIのauthenticate()を使った認証について解説します。
1.基本
authenticate()はユーザー認証を行うためのAPIです。
authenticate()を使ってログインするための簡単なサンプルを紹介します。
<script>
// API生成コード等は省略
$('#login').click(function(){
api.authenticate({
username: $('#user').val(),
password: $('#pass').val(),
remember: true
}, function(response) {
if (response.error) {
// Handle error
}
$('#result').html('ログイン中');
});
});
</script>
<input type="text" id="user" />
<input type="password" id="pass" />
<input type="button" id="login" value="ログイン" />
<div id="result"></div>
JavaScriptライブラリのインクルードやapiの生成については「Movable Type Data APIの使い方(JavaScript SDKを使ったオブジェクトの生成)」を参照してください。
また、エラーのハンドリングについては「Movable Type Data APIの使い方(エラーのハンドリング)」を参照してください。
なお、上記のサンプルでは結果表示処理でjQueryを利用しているので、jQueryのインクルードも行ってください。
2.パラメータ
authenticate()に設定するパラメータは次のとおりです。最初の3つは第1パラメータのハッシュとして設定します。
- username:MTユーザー名(必須)
- password:パスワード(必須)
- remember:クッキーのexpire設定有無(true/false:オプション)
- callback:コールバック処理(オプション)
公式リファレンスでは第2パラメータのcallbackはオプションのようですが、エラーの判定を行うには必要な処理だと思います。
3.レスポンス
レスポンスとして次のようなJSONデータが返却されます(MT6 rc2版時点でのサンプル)。
{"sessionId":"07b02pzHQadQFhSpypYExecxcgZmjNfLlv0TNJjH","accessToken":"MIi94CmsY1G2dvTgcS7JMVje91UXFKXgktxtQnM2","expiresIn":3600}
データの意味は次のとおりです。
sessionId
セッションID
accessToken
アクセストークン
expiresIn
アクセストークンの期限(秒)
authenticate()で認証に成功すると内部処理でstoreTokenData()が起動し、クッキーおよびlocalStorageにデータが保存されるようです。
また、authenticate()でのレスポンスはそのままstoreTokenData()のパラメータとして使えるようです。
上記のレスポンスとは別に、パラメータrememberに"true"を設定しておくと、クッキーのexpireが設定されます。
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