Linuxでサイズの大きいファイルを分割する方法
Linuxでサイズの大きいファイルを分割する方法を紹介します。
1.はじめに
データのバックアップなどをサーバ上で収集したあとローカルPCに保存する際、FTPなどを使ってダウンロードしますが、サーバによってはダウンロード中にエラーになるケースがあります。
ということで、サーバ上のファイルを分割してダウンロード可能なサイズに変更する方法を紹介します。
2.サイズの大きいファイルを分割する
サイズの大きいファイルを分割するにはsplitコマンドを利用します。
たとえば、100MB単位でファイルを分割するには次のようにします。
% split -b 100m -a 3 test.tar.gz test.tar.gz-
オプションの意味は次のとおりです。
- -b:分割するバイト数を指定。500バイトは「500」、10KBは「10k」100MBは「100m」など
- -a:分割ファイルに付与する接尾辞部分のアルファベットの長さ(指定しない場合は2文字、分割後のファイル数が少ない場合は指定する必要はありません)
そして、「test.tar.gz」が分割するファイル、「test.tar.gz-」が分割後のファイル名の接頭辞で、分割すると次のようなファイル名になります。
test.tar.gz-aaa
test.tar.gz-aab
test.tar.gz-aac
:
下のスクリーンショットは13Mほどのファイルを5M単位で分割した例です。
分割したファイルサイズは5242880となっているのは、5MBをバイトに換算すると
5MB×1024×1024=5242880Byte
となるためです。
ぴったり5000000で分割したい場合は、単位を指定せずにバイトで指定します。
ディストリビューションによっては「-n」オプションが使え、分割後のファイル名の末尾をアルファベットから数字に変えることができるようです。
3.ダウンロードしたファイルを結合する
分割したファイルをダウンロードしたあと、Macであれば以下のコマンドで結合することができます。
% cat test.tar.gz-* > test.tar.gz
Windowsの場合、typeコマンドで結合できます。ワイルドカード「*」は使えないので、すべてのファイル名を指定します。
C:\ type test.tar.gz-aa test.tar.gz-ab test.tar.gz-ac > test.tar.gz
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