BerkeleyDB と MySQL のベンチマークテスト
念願の自宅サーバ MySQL 化で、早速 BerkeleyDB との性能を比較してみました。
タイトルはDBのベンチマークテストになってますが、具体的には Movable Type の主要な操作を、開始?応答が返ってくるまでのおおまかな時間で示しています。ブラウザは Firefox1.0 を使用しました。
1.コメント投稿
BerkeleyDB | 20s |
MySQL | 6s |
2.再構築
インデックス
BerkeleyDB | 12s |
MySQL | 5s |
個別エントリーアーカイブ
BerkeleyDB | 213s |
MySQL | 44s |
月別アーカイブ
BerkeleyDB | 116s |
MySQL | 20s |
日別アーカイブ
BerkeleyDB | 151s |
MySQL | 35s |
カテゴリーアーカイブ
BerkeleyDB | 115s |
MySQL | 17s |
すべて
BerkeleyDB | ~ | 660s |
MySQL | 139s |
3.エントリーの読み込み・書き出し
エントリーの読み込み
BerkeleyDB | (未測定) |
MySQL | 120s |
エントリーの書き出し
BerkeleyDB | 150s |
MySQL | 96s |
グラフでお分かりの通り、レスポンスが飛躍的に向上しています。DBを一人で占有している状態ですのでレンタルサーバではこのままの値は当てはまりませんが、自宅サーバ環境では MySQL に大きなアドバンテージがあることがお分かりになると思います。
エントリーの書き出しは、IEでは読み込みサイズに比例して二次曲線的にレンダリング性能が悪化するようです。ファイルサイズが大きい場合、私の環境の問題でなければこの作業は Mozilla 系のブラウザで行われることをお勧めします。ちなみにIEではいずれのDBについても、書き出しに45分?1時間近くかかりました。
ということで Firefox を使いました。
参考までに上記測定時のブログデータを以下に記しておきます。われながらすごい量です。
対象データ
- エントリー:564
- コメント:2751
- トラックバック:997
- カテゴリー:43
- 投稿月:18ヶ月
- 投稿日:564日
- インポート用データサイズ:約3.6MB
再構築時の対象テンプレート
- メインインデックス
- 最近のエントリー(モジュール化)
- 最近のコメント(モジュール化)
- 最近のトラックバック(モジュール化)
- 月別アーカイブ(モジュール化)
- サブカテゴリーリスト(モジュール化)
- Atomフィード
- RSD
- RSS1.0
- RSS2.0
- phpMyAdminでインデックステーブルを確認する方法
- phpMyAdmin のアップロードファイルサイズを変更する
- MySQL + phpMyAdmin によるバックアップ
- MySQLでエントリーのフィールドサイズを拡張する
≫ PHASE:033 ブログの保存にはMySQLを from ing../
ブログの保存にはMySQLを [続きを読む]
いいなー。速くて。(笑)
>Border.さん
どうもですー。
これで普通のサイトに近づきました(笑)。
そういえば一時期ダイナミックパブリッシングされたサイトがありましたね。
素晴らしい比較表をみて感動モノです。
ところで、素朴な疑問なのですが、PostgreSQLとの比較はしないのですか?
>のっくんさん
こんにちは。
ご覧くださりありがとうございます。
そういえばPostgreSQLもWindows版のバイナリが配布されていましたね(Perlモジュールも)。
また暇をみて試してみたいと思います。