MTLink によるページ作成
Movable Type の変数タグで MTLink というものがあります。Movable Typeユーザー・マニュアル:テンプレート・タグでは下記のような説明になっています。
Index Templateもしくは特定のエントリーへのURLを自動的に生成するためのタグ。
つまり、インデックス・テンプレートまたはある特定のエントリーに対するリンクを設定したい場合に使うためのタグです。
以下、インデックス・テンプレートおよびエントリーのリンク設定方法について説明します。
インデックス・テンプレートへのリンク
インデックス・テンプレートを新しく作成する時に「テンプレートの名前」欄を設定されると思いますが、その名前を MTLink の template 属性に指定することでリンクを生成します。
MTLink を使用しなければ、リンクのURLは
<a href="<$MTBlogURL$>profile.html">プロフィール</a>
と赤色部分のように書かれると思いますが、例えば「テンプレートの名前」を「Profile」と設定している場合、
<a href="<$MTLink template="Profile"$>">プロフィール</a>
と青色部分のように書くことで同様の効果を得ることができます。このタグを用いることによるメリットは、出力ファイル名に依存せずに記述できる、ということです。例えば途中でファイル名を変更するようなケースがあってもテンプレートに書かれたリンクを修正する必要はありません。
特定のエントリーへのリンク
エントリーに付与されるエントリーIDを MTLink の entry_id 属性に指定することで特定のエントリーに対するリンクを生成します。例えば書籍を紹介するエントリーを書き、このエントリーのリンクを作る場合(仮にエントリーIDは"562"とします)、下記の青色部分のように設定します。
<a href="<$MTLink entry_id="562"$>">書籍の紹介</a>
こちらはインデックス・テンプレートと異なり、個別エントリーアーカイブとしても生成されますが、あるエントリーに対して他のエントリーとは別に「おすすめコーナー」のようなリンクを作りたい場合等に役に立つと思います。
また template 属性と同様、個別エントリーアーカイブページのURLを直接記述しないので、URLやファイル名を変更しても、このリンクを修正する必要はありません。
エントリーIDの確認方法ですが、該当のエントリーを公開状態にした後、管理画面の該当のエントリー編集画面に遷移します。そこで表示される URL の query に
http://~/mt.cgi?__mode=view&_type=entry&blog_id=1&id=562&saved_changes=1
と表示されますので、赤色部分がエントリーIDになります。
- Movable Type検索結果画面のMTIncludeタグでファイルを読み込む方法
- Movable Typeの月別コンテンツアーカイブリスト用テンプレート
- コンテンツデータでMTEntriesWithSubCategoriesの代替テンプレートタグ
- MTContentFieldタグの使い方
- Movable Typeでブログ記事一覧をカスタムフィールドでソートする方法
- MTの本文フィールドからimg要素のURLを取得する方法
- MTEntriesタグで指定した数の記事を除外して表示する方法
- Movable Typeのテンプレートタグの中でテンプレートタグを使う方法
- Movable Typeのテンプレートタグをテンプレートで生成する方法
- Movable TypeのMTEntriesタグで特定の複数ブログ記事を出力する方法
- Movable TypeでCSVデータからtable要素を作る方法
- MTIncludeタグのnameモディファイア
- Movable Type(MT)の特殊変数の入れ子
- ブロックタグにelseタグを組み込んで判定する
- Movable Type 5 におけるウェブサイトとブログの複数指定方法
≫ 内容・追記にもMTタグを使いたい from Hesokuri-Way×へそくりライフ
Movable Type エントリーでMTタグを使えるようにするためのプラグインを導入。 [続きを読む]