世襲議員のからくり
「ジャーナリズム崩壊」に続いて読み始めました。
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世襲議員の生い立ちと、そこから生まれる、庶民とは違った物事の考え方、そして世襲による政治資金管理団体の非課税や後援会組織の継承、メディアによる世襲制の補完といった、いわゆる「二世・三世」議員が当たり前のように政治の中心的役割を担っている理由の裏側をレポートしたものです。
- 第1章 二世の投げ出しはなぜ続く
- 世襲議員の出現
- 「他の人にやってもらうほうがいい」
- 首相辞任は気象情報以下のニュース
- 安倍の場合
- <わたくしが出ていかなくてはならない>
- 福田の場合
- 麻生の場合
- <日本人は誇り高い民族>
- お茶の淹れ方がわからない
- 「笑いを取る」のが麻生スタイル
- 「下座に座る人じゃない」
- 第2章 民主党の二世たち
- 小沢一郎の場合
- 西松事件と「王国」の継承
- 鳩山家の場合
- 渡辺恒雄の馬で遊ぶ
- 田中真紀子の場合
- 第3章 からくりその1 政治資金管理団体の非課税相続
- 特権的優遇制度
- 「ど真ん中のストライク」
- 小渕優子の場合
- 迂回寄付は相続の作法
- 橋本元首相の場合
- 森喜朗、息子への「特別な支援」
- 世襲こそ、機会の平等を損なう
- 第4章 からくりその2 後援会組織の世襲
- 故人の遺志とは「無関係」
- 「絶対に落ちない」安倍の選挙
- 「洋子と戦った感じ」
- 小選挙区制で"棲み分けた"後援会
- 政治家本人の資質は問わず
- なぜ秘書が後継ではいけないのか
- 福田後援会が決めた「後継・康夫」
- 後援会の作り方
- 原動力は婦人部
- 後援会こそ最大の問題
- 第5章 からくりその3 どんな無理もする「看板の世襲」
- 中村喜四郎の「襲名披露」
- 「一郎」「太郎」が多い理由
- 「親バカ」で済まない小泉の世襲
- 石原家の場合
- 政治団体もおいしい相続対象
- 先代の後援会を解散して落選
- 第6章 世襲大国日本
- 日本の異常な世襲率
- 政党活動歴重視のヨーロッパ
- 英国に世襲議員が少ない理由
- チャーチルの子孫もただの人
- 日本の「選挙制度見直し」は?
- 「個人のブランド」がものを言う
- 富士急グループオーナー・堀内光雄の場合
- 赤城徳彦の場合
- 大選挙区でも変わらない世襲の強さ
- 第7章 国民の意思が世襲を断ち切る
- 民主党「世襲規制」も案も結局ザル法案?
- 野田佳彦委員長との一問一答
- 「警鐘を鳴らす」にとどまる
- 自民党・若手に拡がる不安
- 「公募」と「予備選」でも世襲が残る
- 「他人の釜の飯」を食った二世は強い
- 経済界に世襲は絶えた
- 世襲したければ上場するな
- 継がせなかった議員
- おわりに 政治記者にはなぜ政治家の二世が多いのか
Posted by yujiro このページの先頭に戻る
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