シャワーバス水栓取替え

シャワーバス水栓取替え

Posted at November 29,2010 1:55 AM
Tag:[Bath, TOTO]

シャワーバス水栓の、シャワーとカランを切り替える部分がある日突然硬くなり、力いっぱい回しても左右に10℃位しか動かなくなってしまったので、完全に壊れる前に取り替えることにしました。

取り替え前

取替え後

シャワーバス水栓は以外に値段が高く数万円しますが、結構割り引いて売られてます。色々悩んだ結果、TOTOの「TMHG40JR」という、サーモスタットつきのもので、シャワーヘッドが後述する「ワンダービート」というものにしました。最近のものは当たり前なのかも知れませんが、温水を一旦止めて再に出すときにもほとんど温度差がないのが売りのようです。

下のAmazonリンクはシャワーヘッドが異なるタイプです。

以下、シャワーバス水栓取替え作業を紹介します。業者さんに依頼すると作業代だけで1万円以上かかるようですが、個人でも取り替えられます。

1.元栓を閉める

まず元栓を閉めます。作業が終わって元栓を開くまで、キッチン・トイレの水は流れなくなります。

2.古いシャワーバス水栓の取り外し

古いシャワーバス水栓本体を外します。水栓用のスパナか大型のスパナがあれば取り外せます。このようにクランク部分が残ります。

壁についているクランクを、時計回りと反対方向に回して外します。最初ビクともしなかったので一瞬焦ったのですが、タオルを巻いて力一杯回したら動き出しました。動きにくい理由は後で説明するシールテープのせいだと思います。

溝に残っている古いシールテープを、歯ブラシなどでこすって除去します。

これで取り外し作業は完了です。

3.クランクの仮取り付け

新しいクランクを試しに取りつけます。ポイントは、両方のクランクを回らなくなるまで目一杯回して、回転が止まる1回転前の回数を覚えておくことです。例えば6回転で止まった場合、本番のときには5回転ちょっと前で止めます。

クランクを取り付けたときには、両方のクランクの先が壁から等しい距離になるようにしておく必要があります。ずれていると、クランクの先に取り付けるシャワーバス水栓本体がまっすぐ取り付けられず、水漏れなどの原因になるためです。

4.シールテープの巻きつけ

新しく取り付けるクランクに、シールテープを巻きつけます。シールテープはシャワーバス水栓を購入したときについていました。値段は高くないのですが、おまけで付けてくれました。

通常、水漏れ防止は「パッキン」と呼ばれるゴム製の輪で行うのですが、クランクの取り付け部分はパッキンが使えないため、このようにシールテープを利用して水漏れを防ぎます。シールテープはクランクを取り付けたときにネジの溝部分を隙間なく塞ぐ役割があります。

5.クランクの取り付け

シールテープを巻いたクランクを取り付けます。クランクを一度取り付けた後で緩めると水漏れの原因になるため、少しでも戻すことはできません。したがって、実際にとりつける位置よりも手前の位置で止め、後で微調整します。

で、一度下のように取り付けたのですが、左右のクランクをつけ間違えていることに気がつき(「熱湯注意」のシールが貼っている方が左)、結局一度外して、シールテープを巻きなおして再度取り付けました。

下が取り付けなおしたものです。

6.シャワーバス水栓本体の取り付け

シャワーバス水栓本体をクランクに取り付けます。クランクを調整する前なので、このように若干傾いた状態になります。

本体が水平になるようにクランクを少しずつ時計方向に回していきます。これでクランクの位置が決まったので、後はスパナで本体をクランクにしっかりと取り付けます。

冒頭に書いた通り、シャワーヘッドは「ワンダービート」という、通常のシャワーとマッサージ効果のあるシャワーを切り替えられるタイプを選びました。通常のシャワー部分もかなり大きめで、ホテルのシャワーのような心地よさを体感できるようになりました。ワンダービートに切り替えるときは水流が強くなるので注意が必要です。

その他、TOTOのシャワーヘッドには「クリックシャワー」という、手元でシャワーのON/OFFができるものもあったのですが、「通常のシャワーより水流が若干弱くなる」といった記事をみかけたのと、シャワーバス水栓本体でON/OFFができるようになったので、これは選びませんでした。

7.元栓を開く

いよいよ元栓を開きます(ちょっと緊張します)。開いたところ、シャワーバス水栓本体とクランクの間で水漏れが発生しました。これはスパナできちんと締めていなかったのが原因で、増し締めしたら水漏れは止まりました。

ということで、シャワーバス水栓取替えを考えている方、参考になれば幸いです。

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