Thunderbird 3の起動が重い不具合を解消する
Thunderbird 3の起動が重い不具合を解消する方法を紹介します。
1.問題点
会社で使っているThunderbird 3の起動が異様に重くなり、起動して数分間はメール画面がフリーズするという状態がずっと続いていました。
これではあまりに不便なので調べたところ、プロファイルフォルダの中にある、グローバル検索用インデックスglobal-messages-db.sqliteのサイズが増大しているのが原因のようでした。
global-messages-db.sqliteは、Windowsであれば以下のフォルダにあります。
C:¥Documents and Settings¥[ユーザ名]¥Application Data¥Thunderbird¥Profiles¥[プロファイル].default
フォルダを見るとglobal-messages-db.sqliteのファイルサイズが1.3GBもありました(下)。
2.対処方法
まず、グローバル検索を無効にします。具体的には、Thunderbird 3の「ツール」→「オプション」で開いたダイアログの「詳細」→「一般」タブにある、「グローバル検索と索引データベースを有効にする」のチェックを外し、「OK」をクリックします。
上の画面はXPで、Thunderbirdのバージョンがちょっと古いかもしれません。Vista&新しいバージョンでは次の画面になります。
次にThunderbird 3を終了し、さきほどのglobal-messages-db.sqliteを削除します。これで対処完了です。
3.グローバル検索とは
Thunderbird 3で追加された、高機能な全文検索です。ただしこの機能を利用するにはインデックスを作成する必要があり、インデックスの作成に時間がかかるようです。
4.対処後の動作
対処後、Thunderbird 3起動したところ驚くほど軽くなり、メールもすぐに見れるようになりました。
Thunderbird 3を起動すればglobal-messages-db.sqliteは再び生成されますが、サイズは40KBほどに縮小されます(下)。
グローバル検索のチェックを外すと、グローバル検索用のエリアが非表示になります。
対処前
対処後
グローバル検索エリア(があった)右下にある虫メガネのアイコンをクリックすれば、前バージョンのような件名や差出人などの絞り込みを行う検索フィールドが表示されます。
5.その他
そもそもglobal-messages-db.sqliteのファイルサイズが肥大化していたのは、受信トレイにメールを蓄積し過ぎていたせいかもしれないので、今回の対処を行う以前に、フォルダの振り分けや最適化を行っていましたが、global-messages-db.sqliteがいつの時点で肥大化したかは不明です。
6.参考サイト
参考サイトは以下です。ありがとうございました。
- Thunderbirdで重複メールを削除する方法
- Thunderbirdで選択したメールのメールアドレスで新規メッセージを作成するアドオン「ReplyNew」
- Thunderbirdで添付ファイルを簡単に保存する方法
- Thunderbirdでフォルダを切り替えても絞り込みを維持する方法
- Thunderbirdで添付ファイルを保存したときにダウンロードマネージャを閉じない方法
- Thunderbirdのアドレス帳の使い方
- ThunderbirdでIMAPメールをローカルPCに残す方法
- Thunderbirdでヘッダを非表示にするアドオン「CompactHeader」
- Thunderbirdの返信時に引用文の上から入力できるようにする方法
- Thunderbirdで定型文が入力できるようになるアドオン「Quicktext」
- Thunderbirdで未読メールを既読にする3つの方法
- Thunderbirdで返信メールのスレッドを切る方法
- Thunderbirdのメール送信で表示名を削除するアドオン「Auto Address Cleaner」
- Firefoxで間違って閉じたウィンドウやタブを復元する方法
- Thunderbirdで1行の折り返し文字数を変更する方法
≫ Thunderbirdの起動が重い from おじさんのブログ
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