Google検索結果の順位を上げる方法
このブログでGoogle検索結果の順位が下がらないよう、気をつけているページがあります。それは「Movable Type(MT)テンプレート」です。
このページはGoogle検索の「Movable Type テンプレート」というキーワードで検索すると、概ね2位をキープしています。
この「Movable Type テンプレート」というキーワードの検索結果数は非常に多く、上位にはSEOを意識したテンプレート配布サイトがひしめいている感じです。タイトルにも「Movable Type」だけでなく「MT」というキーワードにもヒットするよう皆、入れています。
この「Movable Type(MT)テンプレート」の検索結果の順位がときどき落ちることがあります。下の画面は8位に落ちたときのものです(このときは2ページ目まで順位がおちて回復してきたところ)。
ということで当たり前のことしか書いてませんし、全てのケースに該当しないかもしれませんが、このページの数年間メンテナンスしてきた経験で、Google検索結果の順位を上げる(というか下げない)方法のひとつについて紹介します。
1.正しい(X)HTMLマークアップにする
検索結果順位が突然下がる原因は、ページ内の(X)HTMLマークアップに問題があるときのようです。理由は、順位が落ちたときにThe W3C Markup Validation Serviceでチェックすると必ずエラーになっているからです。
The W3C Markup Validation Serviceのエラー画面
つまり、validな(X)HTMLマークアップにしておくことが検索結果順位を上げるための基本、と言えるかもしれません。すべてのケースにあてはまるかどうか分かりませんが、経験上そう思います。
たとえば、このページはテンプレートのバージョンアップのたびにコンテンツを時々書き換えるのですが、そういったことで大きく順位が変動することはないようです。また、膨大なコメントやトラックバックがあるのでファイルサイズ的にどうかと思いますが、そういったことも影響はないようです。
2.(X)HTMLマークアップがvalidにならないケース
「Movable Type(MT)テンプレート」に限って言えば、記事にコメントが投稿されたときに、コメント本文の(X)HTMLマークアップが誤っていたり、コメント投稿者名や本文に「&」がついて、それが実体参照されていない場合があります。対処せずそのまま放置していると自然に順位が下がっていきます。
最近では、Facebookの「いいね」ボタンやTwitterの公式ツイートボタンをつけた後、2ページ目以降に順位が落ちました。これが直接の原因かどうかは不明ですが、前述の実体参照のケースは残ってませんでした。ちなみに「いいね」ボタンのマークアップはHTML5対応のみです。Twitterの公式ツイートボタンは「Twitterの公式ツイートボタンを(X)HTML validにする方法」で対処可能です。
他の記事でも、例えばAmazonのアフィリエイトリンクに含まれる「&」が実体参照されていないと検索結果順位で不利になるのではないかと思います。
3.チェック方法
The W3C Markup Validation Serviceのサイトでチェックを行わなくても、例えばFirefoxであればHtml validatorでも同様のチェックができます。できると思いましたが、終了タグ抜けなど、チェックできないケースがあるようです。
より厳しくチェックを行いたい場合は、Another HTML-lint gatewayが良いでしょう。
4.順位が回復する期間
(X)HTMLマークアップを改善しても、数日~1週間は順位が回復しません。Facebookの「いいね」ボタンやTwitterの公式ボタンについては、外してから数週間でようやく順位が回復しました。
5.その他
検索結果の「Movable Type(MT)テンプレート」の前にブログ名「小粋空間:」がついてます。ブログ名よりも記事タイトルを前にするのはSEOの基本なので、変更すれば順位が上がる(または下がりにくくなる?)かもしれませんが、とりあえずそのままにしています。
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