PageButeプラグインでページ分割がないときにナビゲーションや(X)HTMLマークアップを表示しない方法
スカイアークシステムさんが配布している「PageBute」は、Movable Typeのメインページやアーカイブページなどの静的ファイルをページ分割できる、非常に人気のあるプラグインです。
1.問題点
PgeButeプラグインでは分割ページに対してページナビゲーションを表示する機能があります(下)。
このページナビゲーションは、ページ分割がない場合でも「1」だけが表示されるようになっています(下)。
この「1」を表示しないためには、MTPageListタグにshow_alwaysモディファイアを設定します。
<mt:ifPageBefore>
<$MTPageBefore delim="«"$>
</mt:ifPageBefore>
<mt:PageLists show_always="0" />
<mt:ifPageNext>
<mt:PageNext delim="»" />
</mt:ifPageNext>
<mt:PageContents count="5">
<mt:Entries>
…中略…
<mt:PageSeparator />
</mt:Entries>
</mt:PageContents>
これで再構築すれば、次のようにページナビゲーションが非表示になります。
ただしこれだけではページナビゲーション全体を括っている(X)HTMLマークアップを非表示にすることができません。
前述の例で、div要素でナビゲーション全体を括っているとします。
<div class="content-nav">
<mt:ifPageBefore>
<$MTPageBefore delim="«"$>
</mt:ifPageBefore>
<mt:PageLists show_always="0" />
<mt:ifPageNext>
<mt:PageNext delim="»" />
</mt:ifPageNext>
</div>
これでページ分割がない場合、次のような(X)HTMLマークアップが残ってしまいます。
ということで、ページ分割を行わない場合に「1」を含め、(X)HTMLマークアップ自体を表示しない方法を紹介します。今回使用したPageButeプラグインのバージョンは3.5.0です。
2.修正方法
MTPageListタグにshow_alwaysモディファイアを設定します。
アーカイブページの場合、次のようなサブテンプレートを利用します。PageButeプラグインの通常の設定と異なる部分を赤色で示しています。
<$mt:SetVar name="perpage" value="3"$>
<mt:if tag="ArchiveCount" gt="$perpage">
<mt:ifPageBefore>
<$MTPageBefore delim="«"$>
</mt:ifPageBefore>
<mt:PageLists />
<mt:ifPageNext>
<mt:PageNext delim="»" />
</mt:ifPageNext>
</mt:if>
<mt:PageContents count="$perpage">
<mt:Entries>
…中略…
<mt:PageSeparator />
</mt:Entries>
</mt:PageContents>
MTPageContentsタグのcountモディファイアの値を変数perpageに設定し、その値とMTArchiveCountタグの値を比較し、MTArchiveCountタグの値の方が大きい場合のみ、ナビゲーションを表示するようにします。
サンプルでは、ナビゲーションをコンテンツの前方に表示する例で示していますが、コンテンツの後方に表示する場合も同じです。念のため掲載しておきます。
<$mt:SetVar name="perpage" value="3"$>
<mt:PageContents count="$perpage">
<mt:Entries>
…中略…
<mt:PageSeparator />
</mt:Entries>
</mt:PageContents>
<mt:if tag="ArchiveCount" gt="$perpage">
<mt:ifPageBefore>
<$MTPageBefore delim="«"$>
</mt:ifPageBefore>
<mt:PageLists />
<mt:ifPageNext>
<mt:PageNext delim="»" />
</mt:ifPageNext>
</mt:if>
なおカテゴリアーカイブであれば、MTArchiveCountタグの代わりにMTCategoryCountタグの利用が可能ですが、月別カテゴリアーカイブでは適正な判定が行えなくなるため、MTArchiveCountタグを推奨します。
2012.02.22
認識誤りがありましたので記事を修正しました(プラグインの仕様を確認したときに配布ページがたまたまメンテナンス中だったのが敗因でした)。
2012.02.26
(X)HTMLマークアップ自体が非表示にならないケースがありましたので、記事を一部元に戻しました。
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