車のバッテリーを長持ちさせ震災時の津波火災を防ぐ「バッテリーカットターミナル」
車のバッテリー上がりを防ぎ、バッテリーを長持ちさせる「バッテリーカットターミナル」を紹介します。
また「バッテリーカットターミナル」は震災時の津波火災を防ぐ役割もあります。
1.車のバッテリーを長持ちさせる「バッテリーカットターミナル」
月に1、2回しかマイカーに乗らないので、これまでバッテリーのマイナス端子側を外して、乗るときだけ取り付けるという作業を繰り返していました。
が、毎回つけたりはずしたりするのは結構面倒です。
で、「結構面倒なんですよねー」と、いつもお世話になっているカーショップの社長さんに話をしたら、
「それならいいのがありますよ」
とつけてもらったのが「バッテリーカットターミナル」です。
「バッテリーカットターミナル」とは、バッテリーに接続している機器との電流を遮断するターミナルです。車はずいぶん長く乗ってますが、この存在はまったく知りませんでした。
このターミナルをバッテリーのマイナス端子につけ、緑色の部分を回すだけで接続・遮断が切り替えられます。
B端子/D端子とサイズが異なるので、購入の際はよく調べてください。兼用のものもあるみたいです。
時々しか車に乗らない方におすすめのアイテムです。なお、接続を遮断すると電子機器の設定がリセットされる可能性があるので気をつけてください。
2.津波火災を防ぐ「バッテリーカットターミナル」
「バッテリーカットターミナル」で津波火災を防ぐ意味については、2012年9月3日に放映された「NHKのクローズアップ現代『津波火災 知られざる脅威』」を見た内容で解説します。
東日本大震災の際に発生した、いわゆる「津波火災」の火災発生エリアは、津波をせき止める境界部分で多く発生したそうです。理由はそこにがれきが集まるためです。
境界部分の建物が避難所となっている場合、建物に燃え移り、火災に巻き込まれる可能性があります。
火災の原因は(境界に集まった)車というケースがありました。
車のエンジンを切った状態でも、バッテリーが機器に接続されていれば、常にバッテリーの電流は流れている状態にあります。
その状態で車が海水に浸かると、バッテリーに接続されているオルタネーターから、化学反応で水素が発生し、これが発火の原因になります。
発火の引き金となる火花は、車のクラクションがショートすることが原因らしいです(クラクションが鳴りっぱなしの車が多かったことから)。
で、水素を発生させない&クラクションが鳴らないようにするために、バッテリー(のマイナス端子側)と機器を遮断しておいた方がいい、ということでした。
なお、都市部ではビル密集地帯が多いため、同様の津波火災の危険性があると言われてました。
「バッテリーカットターミナル」で接続を遮断しておけば、万が一のときに津波火災を防ぐことができるかもしれません。
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