HTML5でタグをどれだけ省略できるか調べてみた
ご存知の方も多いと思いますが、HTML5ではタグの省略が可能になっています。
ということで、タグをどれだけ省略できるのか調べてみました。
なお、HTML5に準拠したWebブラウザ上であれば、省略した要素と同一のDOMが生成されることが保証されるようですので、そのあたりも踏まえてます。
1.タグ自体の省略が可能な要素
タグ自体の省略が可能な要素、つまり開始タグ・終了タグの両方の省略が可能な要素は以下です。
- html
- head
- body
- colgroup
- tbody
これらのタグを省略した次のようなソースコードをFirebugで参照すると、html要素、head要素、body要素がきちんと生成されていることが分かります。
ソースコード
<title>foo</title>
<style>
body {
font-size: 100%;
}
</style>
<script src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.7.2/jquery.min.js"></script>
<p>Hello World!</p>
Firebugの結果
2.終了タグの省略が可能な要素
終了タグの省略が可能な要素は以下です。
- colgroup
- dd
- dt
- li
- optgroup
- option
- p
- rt
- rp
- thead
- tbody
- tfoot
- tr
- td
- th
たとえばli要素の場合、
<ul>
<li>aaa</li>
<li>bbb</li>
<li>ccc</li>
</ul>
を、
<ul>
<li>aaa
<li>bbb
<li>ccc
</ul>
と記述することができます。
こちらもFirebugで参照すると、終了タグが生成されています。
Firebugの結果
3.最小限のマークアップ
本題の最小限のマークアップですが、1年半ほど前にちょっと話題になった「html5.us」のHTML5マークアップは次のようになっていて、Validator.nuでValidになります。
<!DOCTYPE html>
<title>html5.us</title>
<style>pre{font-family:courier,monospace;font-size:48px;margin:5% auto;text-align:center;width:50%;}</style>
<pre><code><!doctype html></code></pre>
ちなみに、Validator.nuでValidになる最小限のマークアップは次のとおりです。認識誤りでしたらすいません。
<!DOCTYPE html>
<title>test</title>
Firebugの結果
実際の運用でどこまで省略するかは別として、ちょっとしたHTMLマークアップをしたいときには非常に便利な仕様です。
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