FFFTPで長時間操作しなかった後のアップロードエラーを解消する
FFFTPで長時間操作しなかった後のアップロードエラーを解消する方法を紹介します。
2014.9.8追記
「FFFTPが遅い場合の対処」を公開しました。
1.問題点
2012年10月現在、最新版のffftp-1.98fを使っています。
このバージョンを使い始めてから転送速度が遅いことや切断される件について「FFFTPのファイル転送を改善する方法」で解決策をエントリーしました。
がその後、さくらインターネットでFFFTPで接続して長時間操作しなかったあとにアップロードを実行すると、次のようなエラーになるケースが頻繁に発生するようになりました(注)。
このエラーが出た場合、アップロードを中止すれば直後のアップロードは正常に行えるようになります。
あるいはアップロード前に一度リロードすれば正常にアップロードできるのですが、操作する手間がひとつ増えてしまいます。
注:対処後、同じエラー画面が表示されなくなってしまったため、この画面は別のエラーで表示されたものを使っています。もしかしたら画面が異なるかもしれませんのでご了承ください。
2.アップロード時のエラーを解消する
アップロード時エラーを解消するには、FFFTP起動時で該当サーバを選択したあと「設定変更」をクリック。
「特殊機能」タブの「接続維持用コマンド周期」が「0」になっていると思うので、これを「60」などに変更します。単位は「秒」です。
これで、設定した周期で接続を維持するための次のコマンドを自動的に送信してくれるようになり、当初のエラーを回避できるようになります。
- TYPE A
- PASV
- MLSD
なお、この設定を「0」に戻しても当初のエラーは発生しなくなりました。
3.注意事項
「接続維持用コマンド周期」に短い値を設定すると、頻繁に接続を実行し、サーバに負荷をかけてしまうため、適切な値を設定してください。
また、本エントリーの問題について本来解があるようでしたら、どこかでつぶやいてください。
- FFFTPが遅い場合の対処
- FFFTPのファイル転送を改善する方法
- FFFTPの最大同時接続数を増やす方法
- FFFTPでサーバ内でのファイルの移動やコピーを一発で行なう方法