Movable Typeで承認ワークフローを実現する「Workflowプラグイン」
Movable Typeで承認ワークフローを実現する「Workflowプラグイン」の紹介です。
このプラグインは書籍「Movable Type 5.1プロの現場の仕事術」のために数ヶ月かけて開発したものです。
動作が多岐にわたることと状態遷移が複雑なため、開発するにあたって設計から行いました。
ネットではすでに公開しているのですが、これまでブログで一度も紹介したことがありません。その割にかなり多くの方々に使っていただいてます。
ということで、本エントリーでも改めて紹介したいと思います。
1.主な機能
本プラグインで用意した権限を利用したロール「ライター(承認つき)」と「承認者」を使って、ブログ記事・ウェブページの承認ワークフローが行えます。
以下、ワークフローの流れです。
ライターは承認者に承認依頼を行う場合、記事の状態を「未公開(承認待ち)」にします。
同時に、承認者への承認依頼メールも記述します。
これで記事を保存すると「承認待ち」状態となり、承認者へ承認依頼メールが送信されます。
「承認待ち」状態であれば、ライターは承認者へ承認依頼メールを何回でも再送することができます。
承認者が依頼された記事を承認すると、記事が公開されます。
承認者が差し戻しすると「下書きに」戻ります。記事承認・差し戻しいずれの場合も承認者からライターへその旨のメールを送信できるようになっています。
プレビュー画面からの承認・差し戻しも可能です。
記事は公開後の下書きや承認待ちによるワークフローが可能です。公開後の下書きや承認待ちの状態では、修正内容は公開されません。
「承認待ち(公開後含む)」で、承認者がMTユーザーでない上司などにプレビューを依頼すれば、メールにプレビュー用のURLを送信し、MTユーザー以外のユーザーによる記事のプレビューが可能です。
記事編集画面や記事一覧画面、ダッシュボードのブログ記事一覧に公開後の下書きや承認待ち状態を表示します。
記事の更新履歴一覧にワークフローのリビジョンを保存することができます。
送信メールの内容はシステムテンプレートを使ってカスタマイズすることができます。
このプラグインでは機能拡張の個別開発も承っています(他のプラグインも同様ですが)。
2.ダウンロード
以下の配布ページから購入および評価版をダウンロードできます。
3.インストール
ダウンロードアーカイブを展開し、中にある「Workflow」フォルダをMovable Typeのpluginsディレクトリにアップロードします。
アップロード後、システム管理画面の「ツール」→「プラグイン」で「Workflow」が表示されればインストール完了です。
以上です。
ご利用の詳細は「Workflowプラグイン」のページをご覧ください。
- Workflowプラグイン(コンテンツタイプ別の権限設定対応・その他)
- Workflowプラグインバージョンアップ(承認・差し戻し時の承認者へのCcメール追加等)
- Workflowプラグイン(個別多段階承認版)
- Movable Type「Workflowプラグイン」に記事単位のワークフロー機能追加
- 「Workflowプラグイン(MovableType7コンテンツデータ対応版)」リリース
- Workflowプラグイン(Movable Type7コンテンツタイプ対応)
- Workflowプラグイン(多段階承認・日時指定・グループ選択・複数承認版)リリース
- Workflowプラグイン(多段階承認版)リリース
- Movable Typeで承認ワークフローを実現する「Workflowプラグイン」バージョンアップ
(送信されていないような動作でしたので、再送します)
承認プラグインを検討しており、こちらのプラグインの検証前に1点お伺いしたくコメントさせていただきました。
配布ページに以下の記載がありました。
「注:上記以外の権限を追加した場合の動作については保証致しません。」
文面をそのまま受けますと「承認者」にあたるユーザーは「記事の承認」のみの権限を持つユーザーの場合のみ動作保証されるという事になります。
その認識が正しい場合、自ら記事を作成したり、削除したりといった一般的なユーザーには、
この「Workflowプラグイン」は適応できない(保証外)という事になりそうですが、認識は正しいでしょうか。
「記事の承認」のみの権限を持つユーザーが実案件で機能するケースはほとんどありません。
記事の公開/削除の権限を持つユーザーに「承認」権限を与えてこそ、承認フローが成立すると思われるのですが、それとは相反する注釈文面がありましたので、
確認の為にご質問させていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。
>smile6802さん
こんばんは。
プラグインのご検討、ありがとうございます。
注記の部分が分かりにくくて申し訳ありません。
Workflowプラグインの承認者ロールの権限としては、
・記事の承認
・すべてのブログ記事の編集
・ウェブページの管理
が付与されます。これにより、現在のバージョンでは記事の公開・記事の削除が行えます。
またちょうど現在、承認者ロールで上記以外の権限を設定しても動作できる改修を行っておりますので、今週中あたりに記事の作成も行えるバージョンをリリースする予定です。
よって、コメントの回答としては(次バージョンで)、自ら記事を作成したり、削除したりといった一般的なユーザーにWorkflowプラグインは適応可能となります。
それではよろしくお願い致します。
ご回答ありがとうございました。
開発中との事で、今後に期待しております。
必要ないかもしれませんが、気になった点を添えておきます。
「公開(下書き)」という記事のステータス表現がどういった状態なのか掴み辛い印象です。
公開中なの?下書きなの?という感じでした。
遷移パターンがたくさんあって、言葉の捉え方次第でいろいろな解釈ができるので、難しいところだと思いますが。。
>smile6802さん
こんばんは。
ご指摘ありがとうございます。
「公開(下書き)」は公開中の下書きで、デフォルトの記事投稿画面の記事ステータスに「未公開(下書き)」とあるので、その表現とあわせています。
このプラグインは書籍用に作ったもので、機能や表記については念のためMTでウェブ製作されている方に確認させて頂いておりますが、機能や表記で不都合があるようでしたら対応させていただきますのでご連絡ください。その際は個別開発となりますのでご容赦ください。
それではよろしくお願い致します。
お世話になります。
ワークフロープラグインを使わせていただているものですが、ワークフロでの公開処理の場合、日時指定での公開はできないのでしょうか?
Movable Type Pro version 6.2
Workflow 2.07
お手数ですが、ご掲示をお願いします。
>Hideo Shounoさん
お世話になります。
#ご返事遅くなり申し訳ありません。
ワークフロープラグインのご利用ありがとうございます。
ご質問の件ですが、日時指定での公開につきましては追加開発でのご対応となります。
ご要望等ありましたらお手数ですが下記のURLからご連絡願えますでしょうか。
http://www.koikikukan.com/mail.php
それではよろしくお願い致します。