Movable Typeの復元で「Request-URI Too Large」になるときの対処
Movable Typeの復元で「Request-URI Too Large」が表示される場合の対処方法を紹介します。
1.Movable Typeでサイズの大きいバックアップを復元
まず基本情報として、Movable Typeの復元はシステム管理画面の「ツール」→「復元」から行います。
サイズの大きなバックアップを復元するには、「参照」をクリックしてバックアップファイルを指定するのではなく、importディレクトリにバックアップファイルをすべてアップロードした状態で「復元」をクリックします(ファイルを指定する必要はありません)。
2.問題点
1項の方法で復元を実施したところ、(おそらく)最後のサイトパス・サイトURLを設定する画面が表示されるべきところで「Request-URI Too Large」「The requested URL's length exceeds the capacity limit for this server.」というエラーが発生しました。
ブログの一覧にも元からある「First Weblog」だけで、復元したブログは表示されていません。
3.「Request-URI Too Large」について
「Request-URI Too Large」はHTTPステータスエラー414で、文字通り、リクエストURIが長すぎてサーバの許容範囲を超えており、リクエストの処理を拒否されたことを示します。
4.対処
414エラー自体は回避できませんが、「復元自体はほとんど完了している」という下記の記事をみつけたので、phpMyAdminでデータベースを確認したところ、データはほとんど復元されていました。
ブログ一覧に表示されていない原因は、mt_blogテーブルを確認してみたところ、blog_parent_idに「NULL」になっているためのようです。
上のスクリーンショットの真ん中は元からある「First Weblog」で、これには「1」が設定されています。一番上はウェブサイトのレコードなのでNULLで問題ありません。
ためしにphpMyAdminでblog_parent_idに「1」を設定して保存してみます。
これでブログ一覧に表示されるようになりました。
あとは、復元のときに設定するはずのサイトURL・サイトパスをMTの管理画面から普通に設定すれば復元が完了します。
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