「Objective-Cプログラミング」とピアソン桐原の技術書取り扱い終了について
書籍「Objective-Cプログラミング」の紹介です。
訳者であり、会社の同僚かつ親しい友人でもある堂阪真司さんから献本頂きました。ありがとうございました。
Objective-C プログラミング
posted with amazlet at 13.08.08
Aaron Hillegass アーロン・ヒレガス
ピアソン桐原
ピアソン桐原
Objective-CはiOS(iPhone/iPad)やOS Xアプリケーションを開発するための言語です。
本書はiOS・OS Xアプリケーションを開発したいけれどもプログラミングの経験がない読者を対象にした入門書です。
私はMacを持っていなかったのですが、献本いただいたあと、偶然にも仕事でMacBook Airを使う業務に携わり、書籍を片手にサンプルコードを打ち込みながら最後まで読了することができました。
MacBookもObjective-Cもまったくの素人だったのですが、おかげさまでObjective-Cを理解することができました。
話がそれますが、翻訳を担当した堂阪さんはプログラミングのエキスパートで、数多くの言語に精通しており、執筆に相応しい人物です。過去に私がMT本を執筆したときも校正してもらったことがあり、助かりました。
かなりこだわって翻訳を担当し、記述が不足している部分は訳者の注釈でかなり補っているということで、Objective-C本としては他に類をみない良書と思われます。
なお、この書籍はピアソン桐原から刊行されていますが、「ピアソンの技術書は書店在庫限りとの見通し。ピアソン桐原社がピアソングループ離脱で(追記あり)」でもとりあげてられているとおり、2013年8月から桐原書店としてピアソングループを離脱し、現在刊行されている技術書は在庫限りとなる予定です。
購入を予定されている方、あるいはこれからiOSアプリを開発しようと思っている方は早めにどうぞ。
ということで以下目次です。
- 第Ⅰ部 さあ始めましょう
- 第1章 本書の対象読者
- 1.1 C言語とObjective-C
- 1.2 本書の使い方
- 1.3 プログラマの生活
- 第2章 はじめてのプログラム
- 2.1 Appleデベロッパツールのインストール
- 2.2 Xcode入門
- 2.3 コードを書く
- 2.4 プログラムを実行する
- 2.5 プログラムとは何か?
- 2.6 ここで投げ出さないで
- 第Ⅱ部 C言語とプログラミングの基礎
- 第3章 変数と型
- 3.1 型
- 3.2 変数を使ったプログラム
- チャレンジ
- 第4章 if文
- 4.1 ブール変数
- 4.2 else if節
- 4.3 興味のある人へ:条件演算子(三項演算子)
- チャレンジ
- 第5章 関数
- 5.1 いつ関数を使うべきか?
- 5.2 関数の書き方と使い方
- 5.3 関数呼び出しの仕組み
- 5.4 ローカル変数、フレーム、スタック
- 5.5 再帰
- 5.6 デバッガを使ってフレームを確認する
- 5.7 関数の戻り値
- 5.8 グローバル変数と静的変数
- チャレンジ
- 第6章 数値
- 6.1 printf()
- 6.2 整数
- 6.2.1 整数用トークン
- 6.2.2 整数演算
- 6.2.2.1 整数の割り算
- 6.2.2.2 演算子の短縮記法
- 6.3 浮動小数点数
- 6.3.1 浮動小数点数用トークン
- 6.3.2 浮動小数点数用の関数
- チャレンジ
- 第7章 ループ
- 7.1 whileループ
- 7.2 forループ
- 7.3 break文
- 7.4 continue文
- 7.5 do-whileループ
- チャレンジ
- 第8章 アドレスとポインタ
- 8.1 アドレスを取得する
- 8.2 アドレスをポインタに格納する
- 8.3 アドレスに格納されたデータを取得する
- 8.4 データの大きさ
- 8.5 NULL
- 8.6 ポインタ宣言のスタイル
- チャレンジ
- 第9章 参照渡し
- 9.1 参照渡しの関数を書く
- 9.2 NULLアクセスを避ける
- 第10章 構造体
- チャレンジ
- 第11章 ヒープ
- 第Ⅲ部 Objective-Cの基礎とFoundationフレームワーク
- 第12章 オブジェクト
- 12.1 オブジェクトを使う
- 12.2 メッセージ送信の構造
- 12.3 メモリ上のオブジェクト
- 12.4 id
- チャレンジ
- 第13章 メッセージの詳細
- 13.1 ネストされたメッセージ送信
- 13.2 複数の引数
- 13.3 nilへのメッセージ送信
- チャレンジ
- 第14章 NSString
- チャレンジ
- 第15章 NSArray
- 15.1 NSMutableArray
- チャレンジ
- 第16章 デベロッパドキュメント
- 16.1 リファレンス
- 16.2 Quick Help
- 16.3 他の選択肢と情報源
- 第17章 クラス
- 17.1 アクセサメソッド
- 17.2 ドット記法
- 17.3 プロパティ
- 17.4 self
- 17.5 プロジェクトで複数のファイルを扱う
- チャレンジ
- 第18章 継承
- 18.1 メソッドのオーバーライド
- 18.2 super
- チャレンジ
- 第19章 オブジェクトインスタンス変数
- 19.1 オブジェクトの所有権とARC
- 19.1.1 Assetクラスを作成する
- 19.1.2 Employeeに対多関係を追加する
- チャレンジ
- 第20章 メモリリークを防ぐ
- 20.1 保持の循環
- 20.2 弱い参照
- 20.3 弱い参照のゼロ化
- 20.4 興味のある人へ:手動による参照カウントとARCの歴史
- 20.4.1 保持カウントのルール
- 第21章 コレクションクラス
- 21.1 NSArray/NSMutableArray
- 21.1.1 不変オブジェクト
- 21.1.2 ソート
- 21.1.3 フィルタリング
- 21.2 NSSet/NSMutableSet
- 21.3 NSDictionary/NSMutableDictionary
- 21.4 C言語のプリミティブ型
- 21.5 コレクションとnil
- チャレンジ
- 第22章 定数
- 22.1 プリプロセッサディレクティブ
- 22.2 #includeと#import
- 22.3 #define
- 22.4 グローバル変数
- 22.4.1 enum
- 22.5 #defineとグローバル変数のどちらを使うべきか?
- 第23章 NSStringとNSDataを使ったファイルの読み取りと書き込み
- 23.1 NSStringをファイルに書き込む
- 23.2 NSError
- 23.3 ファイルの内容をNSStringに読み取る
- 23.4 NSDataをファイルに書き込む
- 23.5 ファイルの内容をNSDataに読み取る
- 第24章 コールバック
- 24.1 ターゲット/アクション
- 24.2 ヘルパーオブジェクト
- 24.3 通知
- 24.4 どれを使うべきか?
- 24.5 コールバックとオブジェクト所有権
- 第25章 プロトコル
- 第26章 プロパティリスト
- チャレンジ
- 第Ⅳ部 イベント駆動アプリケーション
- 第27章 はじめてのiOSアプリケーション
- 27.1 iTahDoodleに取りかかる
- 27.2 BNRAppDelegate
- 27.3 ヘルパー関数を追加する
- 27.4 iTahDoodleのオブジェクト
- 27.5 モデル-ビュー-コントローラ
- 27.6 アプリケーションデリゲート
- 27.7 ビューを設定する
- 27.7.1 iOSシミュレータ上で実行する
- 27.8 テーブルビューを完成する
- 27.9 新しいタスクを追加する
- 27.9.1 タスクを保存する
- 27.10 興味のある人へ:main()はどうなったのか?
- 第28章 はじめてのCocoaアプリケーション
- 28.1 BNRDocument.hを編集する
- 28.2 Interface Builder
- 28.3 BNRDocument.xibを編集する
- 28.4 接続を行う
- 28.5 MVC再考
- 28.6 BNRDocument.mを編集する
- チャレンジ
- 第Ⅴ部 上級Objective-C
- 第29章 init
- 29.1 initメソッドの書き方
- 29.2 initメソッドの基本
- 29.3 initメソッドでアクセサを使う
- 29.4 引数を取るinitメソッド
- 29.5 initメソッドを無効にする
- 第30章 プロパティ
- 30.1 プロパティ属性
- 30.1.1 書き込み可能性
- 30.1.2 メモリ管理
- 30.1.3 atomicとnonatomicについての助言
- 30.2 キー値コーディング
- 30.2.1 オブジェクト型でないキー値コーディング
- 第31章 カテゴリ
- 第32章 ブロック
- 32.1 ブロックを定義する
- 32.2 ブロックを使う
- 32.2.1 ブロック変数を宣言する
- 32.2.2 ブロックを代入する
- 32.2.3 ブロックを渡す
- 32.3 typedef
- 32.4 ブロックの戻り値
- 32.5 ブロックのメモリ管理
- 32.6 ブロックの今後
- チャレンジ
- 第Ⅵ部 上級C言語
- 第33章 ビット演算
- 33.1 ビット和
- 33.2 ビット積
- 33.3 他のビット演算
- 33.3.1 排他的ビット和
- 33.3.2 ビット反転
- 33.3.3 左シフト
- 33.3.4 右シフト
- 33.4 enumを使ってビットマスクを定義する
- 33.5 1バイトより大きいデータのビット演算
- チャレンジ
- 第34章 C言語文字列
- 34.1 char
- 34.2 char *
- 34.3 文字列リテラル
- 34.4 C言語文字列とNSStringとの相互変換
- チャレンジ
- 第35章 C言語配列
- 第36章 コマンドライン引数
- 第37章 switch文
- 次のステップ
- 訳者補記1 Xcode 4.4のリリース時にObjective-Cに追加された機能
- チャレンジ
- 訳者補記2 プロジェクト一覧
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