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Windows向けMySQL管理クライアント「HeidiSQL」

Windows向けのMySQL管理クライアント「HeidiSQL」を紹介します。

HeidiSQL

１．概要

「HeidiSQL（ハイディSQL/ハイジSQL）」はWindows向けのオープンソースソフトウェアです。

MySQLのクライアントといえば「phpMyAdmin」が有名ですが、たとえばローカルなMySQLを操作するのであればクライアントソフトの方が設定が簡単です。

ちなみに、HeidiSQLはSSHで接続することも可能なので、SSHの設定さえできればサーバ上のMySQLの操作も可能なようです。

２．ダウンロード

HeidiSQLのページにアクセスして「Downloads」をクリック。

ここでは「Portable（zip版）」をクリックします。

ダウンロードしたアーカイブを任意のフォルダで展開すればインストールまで完了です。

３．データベース接続の設定

「heidisql.exe」をクリックしたら、「接続管理」というウィンドウが開くので、左下の「新規」をクリック。

（クリックで拡大、以下同様）

左上のUnnamedの反転している状態でデータベース接続の任意の名称を設定します。名前はあとで変更可能（Unnamedの部分をクリック）なので、そのままでもかまいません。

とりあえずここでは「WordPress」としておきます。

ホスト名・ユーザー・パスワードなどを設定します。ここではローカルホストのMySQLに接続するので、ネットワーク種別は「TCP/IP（デフォルト値）」、IPアドレスを127.0.0.1（デフォルト値）、ポート3306（デフォルト値）とし、データベース接続時のユーザーとパスワードを入力します。

右下の「データベース」から接続するデータベースをプルダウンから選択します。前述の設定が正しくない場合、プルダウンは表示されません。

左下の「保存」をクリックし、作成したデータベース接続を一旦保存します。

同じ手順で「新規作成」をクリックすれば、接続を複数作成することができます。

４．データベース接続

さきほど作成した「WordPress」をクリックして、「開く」をクリック。

これでデータベースに接続され、このようなウィンドウが開きます。

５．テーブルの操作

前項の状態から、左ペインにある「wp32」のツリーを展開します。

テーブルの一覧が表示されました。wp_postsテーブルを選択してみます。

右側にwp_postsテーブルの構造が表示されました。

「データ」タブをクリックすれば、テーブルに格納れているデータの一覧が表示されます。

任意のカラムをダブルクリックすれば、データの内容を直接編集できます。

その他メニューバーやコンテキストメニュー（＝右クリック）を利用すればさまざまな編集が行えます。「Query」タブからSQLをたたくこともできます。

５．CSVデータのエクスポート

かなり多機能なクライアントですが、最後にCSVのエクスポートを紹介しておきます。

レコードを選択した状態で、「Tools」→「Export grid rows」を選択。

開いたダイアログで「ファイル」を選択してその右側に出力ファイル名、Encodingは「ANSI」、「Output format」は「Excel CSV」を選択し、「列を選択」は「Selection」または「Complete」を選択して「OK」をクリック。

これでCSVデータをエクスポートすることができます。