Movable Type Data APIの使い方:publishEntries()
Movable Type 6から提供されるData APIの使い方を紹介します。
本エントリーではJavaScript SDK APIのpublishEntries()を使った記事の再構築について解説します。
1.基本
publishEntries()は記事の再構築を行うためのAPIです。
publishEntries()を使って再構築するための簡単なサンプルを紹介します。
<script>
// API生成コード等は省略
$('#publish').click(function(){
var ids = $('#ids').val();
api.publishEntries({ids: ids}, function(response) {
if (response.error) {
// Handle error
return;
}
if (response.status === 'Rebuilding') {
if (response.restIds) {
// 記事アーカイブの再構築
$('#result').html('再構築中:' + response.restIds );
} else {
// インデックステンプレートの再構築
$('#result').html('インデックステンプレートの再構築' );
}
} else if (response.status === 'Complete') {
// 再構築完了
$('#result').html('再構築完了' );
}
});
</script>
<input type="text" id="ids" />
<input type="button" id="publish" value="再構築" />
<div id="result"></div>
JavaScriptライブラリのインクルードやapiの生成については「Movable Type Data APIの使い方(JavaScript SDKを使ったオブジェクトの生成)」を参照してください。
また、エラーのハンドリングについては「Movable Type Data APIの使い方(エラーのハンドリング)」を参照してください。
なお、上記のサンプルでは結果表示処理でjQueryを利用しているので、jQueryのインクルードも行ってください。
2.パラメータ
publishEntries()に設定するパラメータは次のとおりです。idsは第1パラメータのハッシュとして設定します。
- ids:記事ID(必須、複数設定する場合は「1,2,3」という風にカンマで区切る)
- callback:コールバック処理(オプション)
公式リファレンスでは第2パラメータのcallbackはオプションのようですが、エラーの判定を行うには必要な処理だと思います。
3.レスポンス
レスポンスとして次のようなJSONデータが非同期で返却されます(MT6 rc2版時点でのサンプル)。
記事アーカイブの再構築中
{"status":"Rebuilding","restIds":"1,3,58,2","startTime":"2013-10-01T20:50:49\u002b09:00"}
インデックステンプレートの再構築中
{"status":"Rebuilding","restIds":"","startTime":"2013-10-01T20:50:49\u002b09:00"}
再構築完了
{"status":"Complete","restIds":"","startTime":"2013-10-01T20:50:49\u002b09:00"}
データの意味は次のとおりです。
status
再構築のステータス
restIds
再構築中のID
startTime
再構築開始時間
4.注意事項
publishEntries()を実行するには、authenticate()を使って認証しておく必要があります。
認証されていない状態でこのAPIを実行すると、次のレスポンスが返却されます。
{"error":{"message":"Unauthorized","code":401}}
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