Excel VBAでダイアログボックスの表示を止める方法
Excel VBAでダイアログボックスの表示を止める方法を紹介します。
本エントリーはビギナーの方向けの内容です。
1.ダイアログボックスとは
ダイアログボックスとは、次のようなメッセージを表示するダイアログを指します。
次のようにMsgBox関数を実行するとダイアログボックスを表示します。
Sub test()
MsgBox 1
End Sub
ネットで調べると「メッセージボックス」とも言うようですが、Microsoftの公式ページでは「ダイアログボックス」となっています。
2.問題点
たとえば次のようなコードを実行した場合、For文の中にあるMsgBoxが1000回表示されてしまいますが、途中で中断させる方法が分かりません。
Sub test()
Dim i As Integer
Dim counter As Integer
For i = 1 To 1000
MsgBox i
Next i
End Sub
3.ダイアログボックスの表示を中断する
ダイアログボックスの表示を中断するには、以下のいずれかを実行します。
- Escキーを押下
- Ctrlキー+Pauseキーを押下
Escキーは、押下してすぐに戻すと次のダイアログボックス表示処理に移ってしまうため、1秒ほど押し続ける必要があります。
Ctrlキー+Pauseキーの場合、ダイアログボックスが表示された状態で1回実行すれば停止します。
中断した場合「コードの実行が中断されました。」というダイアログが表示されるので、「終了」をクリックすればプログラムも終了します。
ちなみにダイアログの「デバッグ」をクリックすると、VBEの表示に切り替わり、中断した行がマーキングされた状態になります。この状態ではプログラムが完全に終了していない(=再開させると再びダイアログボックスが表示されてしまう)ので注意しましょう。
Posted by yujiro このページの先頭に戻る
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