テキストリンクの一部をコピーする方法のまとめ

テキストリンクの一部をコピーする方法のまとめ

Posted at February 6,2014 1:55 AM
Tag:[Web, Windows]

テキストリンクの一部をコピーする方法をまとめました。

1.はじめに

「テキストリンクの一部をコピーする」というのは、たとえばa要素が付与された「これはリンクです」というテキストリンクがあるとしたら、

テキストリンク

「リンク」という部分だけをコピー(というか選択)することを指します。

テキストリンクの一部をコピー
テキストリンクの一部をコピー

テキストリンク全体、あるいは端を含めた一部をコピーするのはそれほど難しくありません。

テキストリンク全体をコピー
テキストリンク全体をコピー

テキストリンクの端を含んだ一部をコピー
テキストリンクの端を含んだ一部をコピー

が、テキストリンクの途中を選択(してコピー)するには、ちょっとしたテクニックが必要です。

ということで、テキストリンクの一部をコピーする方法について調査してみました。

2.テキストリンクの一部をコピーする

ネットの情報やサンプルを使った実験で、基本的には以下の方法で取得できることが分かりました。

まず、リンクテキストで取得したい文字にカーソルをあてます(厳密にはリンクにカーソルをあてる必要はありませんが)。

カーソルをあてた状態

その状態でカーソルを少しだけ上(または下)に移動させ、カーソルが矢印の形状になったところ(つまりリンクから外れたところ)で止めます。できるだけギリギリのところで止める方がいいみたいです。

カーソルを上に移動

その位置でマウスを右方向または左方向にドラッグすれば、テキストリンクの途中から選択することができます。

テキストリンクを途中から選択

おそらく多くの方は、矢印になった状態で右クリックしたあと、カーソルをリンクの方に戻してからドラッグしているのではないでしょうか(下)。

テキストリンクを途中から選択

後者の方法であれば、間違って他の部分を選択してしまう確率が減るというメリットがありますが、選択の効果は前者と同じようです。

以下にサンプルを用意したのでお試しください。

サンプル

なおブラウザによって動作が異なる可能性があります。

3.コピーできるカーソルの範囲

2項に用意したサンプルは、ページにテキストリンクしか存在しないので、実はカーソルをテキストリンクからかなり離れた場所でもコピーすることが可能です。

テキストリンクから離れた場所でもコピー可能
かなり離れた場所でコピー

また、複数行のテキストリンクを並べて試してみたところ、Firefoxではカーソルから近いところにあるものが選択され、Google Chromeではカーソルの下にあるテキストが選択されました。

つまり、カーソルでドラッグを開始した位置から選択できる範囲についてはブラウザの仕様に依存するようです。

4.部分選択できないケース

基本は3項までに説明したとおりですが、通常のウェブサイトで同じような方法でコピーをしようとすると、周囲のテキストまで選択状態になってしまうことも少なくありません。

原因について調べてみたところ、対象のテキストリンク(またはその親要素)にfloatが設定されていると部分選択ができないケースがあるようです。

ただし次の条件にあてはまればコピーできるようです。

  • marginが設定されていれば取得可能
  • paddingが設定されていれば取得可能
  • borderが設定されていれば取得可能
  • floatが設定されていてもpaddingまたはborderが設定されていれば取得可

こちらもブラウザの仕様やCSSのレイアウトによってはこのパターンにあてはまらないケースがあるかもしれません。

いくつかサンプルを用意したので、サンプルの中にある「ここを取得」の部分を選択できるか試してみてください(サンプルはリンク先にあります)。

マージンおよびパディングの設定がないサンプル
マージンおよびパディングの設定がないサンプル

マージンの設定があるサンプル
マージンの設定があるサンプル

パディングの設定があるサンプル
パディングの設定があるサンプル

floatとマージンが設定されたサンプル
floatとマージンが設定されたサンプル

floatとパディングが設定されたサンプル
floatとパディングが設定されたサンプル

floatとborderが設定されたサンプル
floatとborderが設定されたサンプル

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