PubSubHubbubのまとめ
今更ですがPubSubHubbubについてまとめてみました。
1.PubSubHubbubとは?
PubSubHubbubは、ブログの更新をフィードリーダーにリアルタイムに反映させるためのプロトコルで、「パブサブハブバブ」または「パブサブハバブ」と読みます。略して「PuSH」とも読みます。
従来のフィード購読では、あるブログのフィードが更新されたかどうかをクライアント側で周期的に確認する必要があります。ただし周期的に確認する分、情報のアップデートが遅くなります。
PubSubHubbubはそのタイムラグをなくすための技術で、フィードを発行するPublisher(ブログ)と、それを受け取るSubscriber(購読者)の間に「ハブ」と呼ばれるサーバが仲介し、更新をプッシュしてくれます。
以下、pubsubhubbubのスライドを簡単にまとめてみました。
従来のフィード購読は次のようになっています。
PubSubHubbubでは購読者がHubに購読登録します。認証も行うようです。
フィード発行者が更新通知を行うと、Hubがフィード発行者の情報を取得し、購読者にプッシュしてくれます。これがリアルタイムに反映される理由です。
更新通知がない場合は従来のようにポーリングもしてくれるようです。
2.フィード発行側(ブログ)の設定は?
WordPressやMovable Typeではプラグインが用意されています。
- WordPress:PuSHPressプラグイン
- Movable Type:MT-PubSubHubbubプラグイン
WordPressはビルトインなのでインストール後の設定は不要のようです。
MT-PubSubHubbubプラグインの場合、ブログ別のプラグイン設定画面で送信先の設定とatom.xml(feed_recent)の<link rel="self"~>のあとに<$mt:PubSubHubbubLinks$>の設定が必要です。
WordPress.comやlivedoor Blogはデフォルトで対応しているようです。
3.送信先は?
http://pubsubhubbub.appspot.com/
に送信できるようです。
4.Feedburnerは?
フィード発行側でフィードにFeedburnerを利用している場合、下記の手順でPubSubHubbubのハブに更新通知を自動的に送信してくれるようです。
「Publicize」タブをクリック。
「PingShot」をクリック。
「Activate」をクリック。PubSubHubbubとは書かれていませんがここがそれにあたるようです。
これで設定完了です。
このサイトではFeedburnerを利用していますがそれほどリアルタイムではないので、この設定の信憑性は定かではありません。
5.購読側の設定は?
購読側のフィードリーダーもPubSubHubbubに対応している必要があります。
Livedoor ReaderなどはPubSubHubbubに対応済みです。
Feedlyも対応していると思われますが情報がないので現状は不明とし、分かり次第更新します。
いずれにしても、クライアントの中の実装の話なので、購読者がクライアントを利用する際に設定する作業は特にないと思われます。
6.参考サイト
参考サイトは下記です。ありがとうございました。
- PubSubHubbubでRSSもTwitter並にリアルタイムに
- ライブドア、ブログとRSSリーダー時差解消にPubSubHubbub対応
- MT PubSubHubbub plugin demo.
- MT:PubSubHubbubプラグインについて
- MT-PubSubHubbub プラグインの実装・テスト
- PubSubHubbubと携帯メール
- フォームのファイル選択でドラッグ&ドロップする方法
- テキストの行を入れ替えるツール
- 「ラジオボタン」の由来
- ウェブサイトで事前レンダリングする方法
- 「2015年年次訪問者調査の参加者に特別に選ばれました!」というサイトに注意
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