WindowsにおけるIEのサポートポリシー変更について
すでにご存じの方も多いと思いますが、WindowsにおけるIEのサポートポリシー変更について情報展開します。
1.はじめに
WindowsにおけるIEのサポートポリシーが変更になります。
参考:Internet Explorer サポートポリシー変更の重要なお知らせ
上記のマイクロソフトのページに詳細な説明があるのですが、ちょっと分かりにくいのでこのエントリーで噛み砕いて説明します。
認識誤り等ありましたらどこかでつぶやいてください。
2.これまでのIEのサポートポリシー
これまでのIE(=Windowsのコンポーネント)のサポートポリシーは、
このコンポーネントのサポートは関連する製品もしくはプラットフォームのライフサイクルに準拠します
とされていました。
つまり、サポート期間中のWindowsで動作する全バージョンのIEが、そのWindowsのサポート終了までサポートされていた訳です。
たとえば、Windows Vista(SP2)でIE7を使っている場合、Vista SP2のサポート終了日(2017年4月11日)まではIE7もサポートされることになっていました。
2.新しいサポートポリシー
新しいサポートポリシーでは、
サポート期間中のWindowsで動作する最新バージョンのIEのみがサポート対象
となります。
Windowsとサポート対象IEの関係は次表のとおりです。
Windows OSバージョン | Internet Explorer のバージョン |
---|---|
Windows Vista SP2 | Internet Explorer 9 |
Windows Server 2008 SP2 | Internet Explorer 9 |
Windows 7 SP1 | Internet Explorer 11 |
Windows Server 2008 R2 SP1 | Internet Explorer 11 |
Windows 8.1 Update | Internet Explorer 11 |
Windows Server 2012 | Internet Explorer 10 |
Windows Server 2012 R2 | Internet Explorer 11 |
注:Windows 8はWindows 8.1へのアップグレードが必要
1項のWindows Vista(SP2)の例であれば、上の表のとおりIE9のみがサポート対象となり、IE7はサポート対象外となります。
3.新しいサポートポリシーの適用開始日
新しいサポートポリシーは2016年1月13日からスタートします。
よって、2016年1月12日までに前述の表に示す最新バージョンのブラウザにアップグレードする必要があります。
それ以降、旧バージョンのInternet Explorerのサポートは終了となります。
サポートが終了してしまうと、セキュリティ更新プログラム、セキュリティ以外の修正プログラム、無料または有料のサポートオプション、またはオンラインテクニカルコンテンツの更新が提供されなくなります。
なお、マイクロソフトのサポートライフサイクルのページは、すでに新しいIEのサポートポリシーに準拠した内容に変更されています。
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