ソースからビルドしたrubyをアンインストールする方法
ソースからビルドしたrubyをアンインストールする方法を紹介します。
1.問題点
rubyをソースからビルドしてインストールしました。
が、別のバージョンのrubyが必要になり、アンインストールしたいのですが方法が分かりません。
ということで、ソースからインストールしたrubyをアンインストールする方法を紹介します。
2.rubyをアンインストールする
rubyをアンインストールするには、ビルド時のディレクトリに残っている.installed.listを利用します。
.installed.listは、次のようにインストールしたディレクトリ・ファイルの一覧を記録したものです。
/usr/local/bin/
/usr/local/bin/ruby
/usr/local/lib/
/usr/local/lib/libruby-static.a
/usr/local/lib/ruby/2.4.0/x86_64-linux/
/usr/local/lib/ruby/2.4.0/x86_64-linux/rbconfig.rb
/usr/local/lib/pkgconfig/
/usr/local/lib/pkgconfig/ruby-2.4.pc
/usr/local/bin/erb
/usr/local/bin/rdoc
/usr/local/bin/ri
/usr/local/bin/irb
/usr/local/bin/gem
/usr/local/lib/ruby/2.4.0/
/usr/local/lib/ruby/2.4.0/monitor.rb
:
このファイルを使って次のコマンドを実行します。
# cat .installed.list | xargs rm
.installed.listの内容を1行ずつ、rmコマンドで実行します(ディレクトリの行はエラーになりますが問題ありません)。
これでインストールしたときのファイルをすべて削除することができます。
この方法の場合、ディレクトリは残ってしまいますが、"/usr/local/lib/"など、消してはいけないディレクトリも含まれているため、rmコマンドにオプションはつけず、ファイルだけを消してください。
上記のコマンドを実行したあと問題なく再インストールできたので、大勢に影響はないと思います。
3.参考サイト
参考サイトは下記です。ありがとうございました。
Posted by yujiro このページの先頭に戻る
- Rubyで実行ラインのトレース結果をファイルに出力する方法
- Apache+Ruby+PostgreSQLによるパフォーマンスチューニングのまとめ
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