Windows10+XAMPP+Merburyでメールを送信する方法

Windows10+XAMPP+Merburyでメールを送信する方法

Posted at August 18,2020 11:55 PM
Tag:[Mercury, Windows10, XAMPP]

Windows10+XAMPP+Mercuryでメールを送信する方法を紹介します。

1.はじめに

Windows10+XAMPPでメールを送信する必要が生じました。

調べたところ、XAMPPにバンドルされているMercuryというメールソフトを設定すれば送信可能になるようです。

ただ現在、ほとんどのISPは、「OP25B(Outbound port 25 Blocking)」というスパムメール対策のため、ポート25番を利用したメールを遮断しています。

そこでMercuryは、PC内部からの送信メールを、ISPのメール送信サーバにめがけて送信することで、外部へのメール送信を実現しているようです。

ということで、Windows10+XAMPP+Mercuryでメールを送信する方法を紹介します。

2.Windows10+XAMPP+Mercuryでメールを送信する

XAMPPを起動後、Mercuryの「Start」をクリック。

(クリックで拡大、以下同様)

セキュリティ警告が表示されるので「アクセスを許可する」をクリック。

Mercuryの「Admin」をクリック。

「Configuration」→「Protocol modules...」をクリック。

「MercuryS SMTP server」と「MercuryC SMTP relaying client」の2つをチェックし、他のチェックを外して「OK」をクリック。

「Configuration」→「MercuryS SMTP Server」をクリック。

「Connection control」タブの「Do not permit SMTP relaying of non-local mail」のチェックを外して「OK」をクリック。

これで設定画面をすべて閉じます。Mercuryが停止するので、Mercuryをもう一度起動して「Admin」をクリック。

「Configuration」から「MercuryC SMTP Client」をクリック。

「SMTP "Smart" Host details」に中継する送信メールサーバの情報を設定します。ここでは私の利用しているSo-netの送信メールサーバの情報を設定します。

Smart host name:ISPの送信メールサーバを(ここでは"mail.so-net.ne.jp")設定
Connection port/type:"587"および「SSL encryption via STARTTLS commanmd」を設定

また、「Credentials for SMTP Authentication if required」に中継する送信メールサーバの認証情報を設定します。

Login username:ユーザー名
Password:パスワード

設定完了後、Mercuryが停止するので、Startをクリックして再度起動します。これで今までの設定が反映された状態でMercuryが起動します。

最後に、メールを送信するアプリケーションにMercuryの送信メールサーバ情報を設定します。PHPを利用する場合は、php.iniに次の内容を設定します。

[mail function]
; For Win32 only.
; http://php.net/smtp
SMTP = localhost
; http://php.net/smtp-port
smtp_port = 25
 
; For Win32 only.
; http://php.net/sendmail-from
sendmail_from = (送信元メールアドレス)

私はMovable Typeから送信するため、mt-config.cgiに下記の設定を追加します。

MailTransfer smtp
SMTPServer localhost
SMTPPort 25

これでPHPアプリケーションやMovable Typeからメールを送信し、送信先のメールアドレスに届いていればOKです。

4.参考サイト

参考サイトは下記です。ありがとうございました。

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