C/C++で関数名(シンボル名)から関数アドレスを取得する方法

May 29,2017 12:03 AM
Category:[C/C++]
Tag:[C/C++]
Permalink

関数名(シンボル名)から関数アドレスを取得する方法を紹介します。

1.問題点

関数名(シンボル名)から関数アドレスを取得する処理を実装する必要が生じましたが、実装する方法がわかりません。

ということで、実装方法を紹介します。

2.関数名から関数アドレスを取得する

関数名から関数アドレスを取得するにはdlsym()を利用します。

サンプルを以下に示します。

sample.cc

#include <stdio.h>
#include <dlfcn.h>
 
int main() {
    void    *handle;
    int     (*fptr)(int);
  
    handle = dlopen("/home/foo/a.out", RTLD_LAZY);
    fptr = (int (*)(int))dlsym(handle, "main");
    printf("function addr: %p\n", fptr);
 
    return 0;
}

実行結果

g++ -ldl -rdynamic sample.cc
% ./a.out
function addr: 0x400880

まず、dlopen()で関数アドレスを取得したい関数が含まれるライブラリを指定します。"RTLD_LAZY"は、ライブラリのコードが実行される際に未定義シンボルを順次解決していくことを示すオプションです。

handle = dlopen("/home/foo/a.out", RTLD_LAZY);

dlsym()の第1パラメータにでライブラリのファイルハンドル、第2パラメータにアドレスを取得したい関数名(シンボル名)を設定します。

fptr = (int (*)(int))dlsym(handle, "main");

その他、ビルド時のポイントとして、"-ldl -rdynamic"が必須パラメータになります。

"-ldl"は動的ロードライブラリへのリンク、"-rdynamic"はすべてのシンボルを動的シンボルテーブルに追加するパラメータです。

"-ldl"を付与せずにビルドすると下記のエラーが発生します。

% g++ -rdynamic sample.cc
/tmp/cc8BV6Dq.o: 関数 `main' 内:
sample.cc:(.text+0x13): `dlopen' に対する定義されていない参照です
sample.cc:(.text+0x28): `dlsym' に対する定義されていない参照です
collect2: エラー: ld はステータス 1 で終了しました

"-rdynamic"を付与せずにビルドすると、ビルドは成功しますがdlsym()で期待する結果が得られません。

% g++ -ldl sample.cc
% ./a.out
function addr: (nil)

3.参考サイト

参考サイトは下記です。ありがとうございました。

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gcc/g++のコンパイルで「コンパイラ内部エラー: Segmentation fault」になる場合の対処

May 26,2017 12:03 AM
Category:[C/C++]
Tag:[C++]
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gcc/g++のコンパイルで「コンパイラ内部エラー: Segmentation fault」になる場合の対処方法を紹介します。

1.問題点

g++のコンパイルで下記のエラーが発生しました。

% g++ sample.cc
g++: コンパイラ内部エラー: Segmentation fault (プログラム cc1plus)
Please submit a full bug report,
with preprocessed source if appropriate.
See <http://bugzilla.redhat.com/bugzilla> for instructions.

数日前に同じファイルをコンパイルしたときには正常に終了しました。

が違いが分かりません。

ということで、コンパイルで「コンパイラ内部エラー: Segmentation fault」になる場合の対処方法を紹介します。

2.原因

原因は2つあり、1つはコンパイルしたファイルのサイズがかなり大きかったことでした。

そしてもうひとつは、別の作業でulimitコマンドでスタックサイズの上限を小さく(1000)していたためのようです。

# ulimit -a
core file size          (blocks, -c) 0
data seg size           (kbytes, -d) unlimited
scheduling priority             (-e) 0
file size               (blocks, -f) unlimited
pending signals                 (-i) 14622
max locked memory       (kbytes, -l) 64
max memory size         (kbytes, -m) unlimited
open files                      (-n) 1024
pipe size            (512 bytes, -p) 8
POSIX message queues     (bytes, -q) 819200
real-time priority              (-r) 0
stack size              (kbytes, -s) unlimited
cpu time               (seconds, -t) unlimited
max user processes              (-u) 14622
virtual memory          (kbytes, -v) unlimited
file locks                      (-x) unlimite

3.対処

スタックサイズを無制限に変更することでエラーが解消しました。

# ulimit -s unlimited
# ulimit -a
core file size          (blocks, -c) 0
data seg size           (kbytes, -d) unlimited
scheduling priority             (-e) 0
file size               (blocks, -f) unlimited
pending signals                 (-i) 14622
max locked memory       (kbytes, -l) 64
max memory size         (kbytes, -m) unlimited
open files                      (-n) 1024
pipe size            (512 bytes, -p) 8
POSIX message queues     (bytes, -q) 819200
real-time priority              (-r) 0
stack size              (kbytes, -s) unlimited
cpu time               (seconds, -t) unlimited
max user processes              (-u) 14622
virtual memory          (kbytes, -v) unlimited
file locks                      (-x) unlimited
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Linuxでコアダンプを出力する方法

May 25,2017 12:03 AM
Category:[Linux]
Tag:[Linux]
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Linuxでコアダンプ(core)を出力する方法を紹介します。

1.問題点

Segmentation faultを発生させるC++プログラムを実行しました。

% ./a.out
Segmentation fault (コアダンプ)

が、ディレクトリにはcoreが出力されていませんでした。

出力されていない原因が分かりません。

ということで、coreを出力する方法を紹介します。

2.coreを出力する

coreを出力するには、まずulimitコマンドで現在の設定を確認します。ulimitはシステムリソースの上限を設定するためのコマンドで"-a"オプションで設定を確認できます。

# ulimit -a
core file size          (blocks, -c) 0
data seg size           (kbytes, -d) unlimited
scheduling priority             (-e) 0
file size               (blocks, -f) unlimited
pending signals                 (-i) 14622
max locked memory       (kbytes, -l) 64
max memory size         (kbytes, -m) unlimited
open files                      (-n) 1024
pipe size            (512 bytes, -p) 8
POSIX message queues     (bytes, -q) 819200
real-time priority              (-r) 0
stack size              (kbytes, -s) 8192
cpu time               (seconds, -t) unlimited
max user processes              (-u) 14622
virtual memory          (kbytes, -v) unlimited
file locks                      (-x) unlimited

赤字の部分がcoreの出力設定です。"0"になっているので出力できない状態になっています。

"ulimit -c"でコアダンプの出力サイズを設定します。

# ulimit -c unlimited

"unlimited"は無制限を意味します。

サイズを設定したい場合は、

# ulimit -c 1000000

のようにします。

再度、ulimitコマンドで現在の設定を確認します。

# ulimit -a
core file size          (blocks, -c) unlimited
data seg size           (kbytes, -d) unlimited
 :

これでcoreが出力できる準備ができました。

もう一度Segmentation faultを発生させてみます。

% ./a.out
Segmentation fault (コアダンプ)
% ls -l
-rwxr-xr-x 1 hoge hoge   10419  5月 24 08:49 a.out
-rw------- 1 hoge hoge  425984  5月 24 09:03 core.18212

coreが出力できました。

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