AWSのec2インスタンスにphpMyAdminをインストールする

June 10,2025 11:55 PM
Category:[AWS]
Tag:[AWS, phpMyAdmin]
Permalink

AWSのec2インスタンスにphpMyAdminをインストールする手順を紹介します。

1.phpMyAdminのダウンロード

Amazon Linuxの標準リポジトリにphpMyAdminパッケージが含まれていないため、Amazon Linux 2023(amzn2023)では「dnf install phpMyAdmin」は使えません。

よって下記の手順でphpmyadminのアーカイブをダウンロードおよび展開します。

$ cd /var/www/html
$ sudo curl -L https://www.phpmyadmin.net/downloads/phpMyAdmin-latest-all-languages.tar.gz -o phpmyadmin.tar.gz
$ sudo tar xzf phpmyadmin.tar.gz
$ sudo mv phpMyAdmin-*-all-languages phpmyadmin
$ sudo rm phpmyadmin.tar.gz

2.config.inc.phpの修正

、 phpMyAdminのconfig.inc.phpに以下を追加します。
$cfg['blowfish_secret'] = '';
 ↓
$cfg['blowfish_secret'] = 'ランダム文字列(32文字以上がおすすめ)';

ランダムな文字列は、

$ openssl rand -base64 32

で作れます。

3.httpd.confの修正

この段階で試しにブラウザからアクセスしましたが、

Not Found
The requested URL was not found on this server.

というエラーになったため、下記を実施(chownは不要かもしれません)。

$ sudo chown -R apache:apache /var/www/html/phpmyadmin
$ sudo vi /etc/httpd/conf/httpd.conf

■変更前

<IfModule dir_module>
    DirectoryIndex index.html
</IfModule>

■変更後

<IfModule dir_module>
    DirectoryIndex index.php index.html
</IfModule>
 
Alias /phpmyadmin /var/www/html/phpmyadmin
 
<Directory /var/www/html/phpmyadmin>
    Options Indexes FollowSymLinks
    AllowOverride All
    Require all granted
</Directory>

このあとhttpdを再起動します。

$ sudo systemctl restart httpd

4.php.iniの修正

ここまでの設定で404は出なくなりましたが、

phpMyAdmin - Error
Error during session start; please check your PHP and/or webserver log file and configure your PHP installation properly. Also ensure that cookies are enabled in your browser.
 
session_start(): open(SESSION_FILE, O_RDWR) failed: No such file or directory (2)
 
session_start(): Failed to read session data: files (path: )

というエラーが表示されるようになりました。調べると、

session.save_path

に値が設定されていないのが原因のようで、下記のコマンド、

$ php -i | grep session.save_path
session.save_path => no value => no value

で「no value」となるのが問題のようです。

session.save_pathはphp_info()でも確認できます。

これについては、

$ sudo vi /etc/php.ini

で、ファイルを開いて、下記のSessionグループを追加。

[Session]
session.save_path = "/tmp"

これで再度httpdを再起動します。

$ sudo systemctl restart httpd

これで修正が反映されない場合は、ec2インスタンスを再起動してみてください。

私の場合、ec23インスタンス再起動で設定が反映され、いつものphpMyAdminログイン画面が表示されました。

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WindowsでRGB画像をCMYK画像に変換する方法

May 21,2025 12:03 AM
Category:[Windows]
Tag:[KRITA, Windows]
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WindowsでRGB画像をCMYK画像に変換する方法を紹介します。

1.はじめに

GIMPを使って画像を加工していたのですが、加工した画像がRGBカラーでした。

GIMPではRGBからCMYKに変換することができないようです。

ということで、WindowsでRGB画像をCMYK画像に変換する方法を紹介します。

2.RGB画像をCMYK画像に変換する

RGB画像をCMYK画像に変換するには「KRITA(クリータ、クリタ)」という、オープンソースソフトウェアのペイントソフトを使用します。

インストール手順は省略します。

使用しているKRITAのバージョンは5.2.9です。

KRITAを起動し、CMYKに変換したい画像を「ファイル」→「開く」で開きます。

開くと下部に「RGB~」と表示されていると思います。

「画像」→「プロパティ」を選択。

「画像の色空間」タブをクリック。

「色モデル」を「RGB~」から「CMYK~」に変更して「OK」をクリック。

下部の表示が「CMYK~」に変わっていることを確認。

あとは「ファイル」→「保存」で上書きするか「名前をつけて保存」で別名で保存すれば完了です。

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AWSでIAMユーザーを作成する方法

May 18,2025 12:03 AM
Category:[AWS]
Tag:[AWS]
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AWSでIAMユーザーを作成する方法を紹介します。

1.はじめに

AWSに久しぶりにアクセスしてみると、ログイン画面が「アカウントID」と「IAMユーザー」に変わっていました。

ログイン画面

IAMユーザーというものをそもそも作っていなかったので、本記事で作成方法を紹介します。

なお、アカウントIDは後述するルートユーザーでログイン後、右上のユーザー名をクリックすれば「アカウントID」が表示されます。

2.AWSでIAMユーザーを作成する

AWSマネジメントコンソールにアクセス。

「持っていませんか?」のリンクをクリックすればルートユーザーでログインできる画面に切り替わるので、ルートユーザーでログインします(詳細は省略)。

ログイン画面

ログイン後、左上の「IAM」を選択

コンソール

「ユーザー」をクリック。

「ユーザーの作成」をクリック。

任意のユーザー名を設定して、「ユーザータイプ 」から「IAM ユーザーを作成します」を選択。パスワードの作成方法は任意。

すべて設定後「次へ」をクリック。

今回は1ユーザーで、ユーザーグループを作成しないので、「ポリシーを直接アタッチする」を選択。

作成するユーザーにすべての権限を与えたいので、「AdministratorAccess」のみをチェック。その下の「許可の境界を設定」はスキップします。

すべて設定後「次へ」をクリック。

設定した内容の確認画面が表示されるので、問題なければ「ユーザーの作成」をクリック。

「ユーザーが正常に作成されました」が表示されれば完了です。コンソールサインインURLやパスワードも表示されます。

なお、これまでルートユーザーで作成したものは、別ユーザーなので一切表示されないようです。

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