AWS SES(Amazon Simple Email Service)とSMTPを設定する方法
EC2サーバーにインストールしているMovableTypeからメールを送信したいので、AWS SES(Amazon Simple Email Service)とSMTPを設定してみました。

2026年2月現在の情報で、テスト用メールのため、設定は最低限です。
前半はSESの設定なので、MovableType以外の用途の方にも役立てば幸いです。
SESにはIAMユーザーが必要となりますが、設定の中で自動的に作成されるようです。
1.SES設定
AWSホームで「すべてのサービス」をクリックした先にある「Amazon Simple Email Service」をクリック

「使用を開始」をクリック

検証用メールアドレスを設定して「次へ」をクリック。検証用メールアドレスは実際に自分で受信できるアドレスを設定します。
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送信ドメイン(実際に利用しているドメイン)を設定して、MAIL FROM ドメインに「mail(.koikikukan.com)」を設定して「次へ」をクリック。
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ドメインはレンタルサーバなどで取得しているドメインを設定する必要があります。ここではこのサイトの「koikikukan.com」を設定します。
このドメインは「さくらインターネット」で利用しているので、このあとの手順でドメインに対応するメールサーバの設定を行います。
「配信性能の強化」での、
- Virtual Deliverability Manager
- 開封数とクリック数を追跡
- 最適化された共有配信
はすべてオンのまま「次へ」をクリック。
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「専用 IP プールを作成」はオフのまま「次へ」をクリック。
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「テナント管理」は設定せず「次へ」をクリック。

SESの設定内容を確認して「使用を開始」をクリック。
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ここまで設定すると、次に「未解決のタスク」が表示されます。
この中で最初に着手するのは「送信ドメインを検証」で、「DNSレコードを取得」をクリック。
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2.DNS設定(レンタルサーバ側)
ここからはさくらインターネットの設定画面で、SESが送信ドメイン検証を実施するための設定を説明します。
今回の手順の中で一番悩んだところです。
手順としてまとまっていないのでポイントのみ。
サーバーコントロールパネルの「ドメイン/SSL」→「ドメイン/SSL」をクリック。

サーバで利用しているドメインの一覧が表示されるので、今回利用するドメインの右側にある「設定」→「DNSレコード設定」をクリック。

レコード情報が表示されるので、SESの「DNSレコードを取得」をクリックしたときに表示される内容(下記)をここに追加していきます。
さくらインターネットのDNS表示は次のようになっています。
- グレー部分:SESの各XXレコードの「名前」
- TXTやMX:SESの各XXレコードのタイプ
- テキストフィールドまたはテキストエリア:SESの各レコード+タイプの「値」
設定は「名前」→「タイプ」→「値」の順で設定してします。
「名前」を一覧に新たに追加するには、一覧の一番下に「新規エントリー」があるので、「追加する」をクリック。

表示されたダイアログに「レコード名」を設定して「追加する」をクリックすれば、タイプ(レコード種別)や値を設定できます。
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既存の一覧に「名前」がすでにある場合は、その中の下にある「新規レコード」を追加して、タイプ(レコード種別)と値を設定します。

なお、値を設定したときに「~の参照先にAレコードがありません」というエラーが表示される場合、値の最後にピリオドを付与することで解消します。
SESの方では自動的に検証しているようで、DNSレコードのすべての設定が終わって少しすると「検証済」になるようで、これで設定OKです(「未解決のタスク」から「完了したタスク」に自動的に移動します)。
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3.検証用メール送信
また、DNS検証が「検証済」になると、最初に登録した検証用メールアドレスに検証メールが自動的に送信されるので、メールに記載されたリンクをクリックすれば「メールアドレスを検証」が検証済になります(「未解決のタスク」から「完了したタスク」に自動的に移動します)。
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4.本番リクエスト
ここまでOKになれば、SESの「本番アクセスをリクエスト」をクリック。
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下記を設定し、「了解」をチェックして「リクエストの送信」をクリック。
- リクエストタイプ:トランザクション
- ウェブサイトの URL:ドメインのURL
- その他の連絡先:任意
- 連絡する際の希望言語:Japanese
私の場合、リクエストは数分で有効化されました。
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5.SMTP設定
あとは設定したSESを送信メールサーバとして振舞うためのSMTP設定です。
SESのメニュー左にある「SMTP設定」をクリック。

「SMTP認証情報の作成」をクリック。

表示された「ユーザー名」と「ユーザーグループ名」は変更せずに、右下の「ユーザーの作成」をクリック。
ユーザーを作成すると、SMTP認証に必要な情報が表示されます。パスワードはこの画面でしか表示されないので「表示」をクリックし、表示内容を別の場所に保存してください。

6.MovableTypeにSMTP情報を設定
MovableTypeからメール送信できるようにするため、前項の内容をmt-config.cgiに追加します。
追加する内容は下記です。
MailTransfer smtp
SMTPServer <SMTPエンドポイント>
SMTPPort 587
SMTPAuth starttls
SMTPUser <SMTP認証情報のSMTPユーザー名> ※「IAMユーザー名」ではありません
SMTPPassword <SMTP認証情報のSMTPパスワード>
SMTPServerの設定内容は、「Amazon SES」→左メニューの「SMTP設定」をクリックしたときに表示される「SMTPエンドポイント」です。
CSVDataImExporterプラグイン・セキュリティアップデート
Category:[インポート・エクスポート]
Tag:[CSVDataImExporter, MovableType, Plugin]
Permalink
CSVDataImExporterプラグインをセキュリティアップデートしました。
1.概要
MovableTypeの下記のセキュリティアップデートに伴い、CSVDataImExporterプラグインも環境変数、
に対応しました。
CSV ファイルのエクスポート機能において、数式インジェクション対策を行いました。セルが特定の文字で始まる場合にエスケープ処理を行う環境変数 CSVExportEscapeFormula と、BOM の有無を制御する環境変数 CSVExportWithBOM を追加しました (CVE-2026-24447, MTC-30835)
上記に対応するCSVDataImExporterプラグインのバージョンは下記の通りです。
- 通常版:5_67
- 機能拡張版:6_41
- アセットアップロード版:7_22
- アセットアップロード+機能拡張版:8_22
3.対応MTバージョン
これらのバージョンは、MT8およびMT9の、
- MT-8.0.9
- MT-9.0.6
以上のバージョンでご利用になれます。
4.機能変更について
プラグインのバージョンアップに伴い、下記の機能変更があります。
- エクスポート時、UTF-8選択時のBOMチェックを削除しました(CSVExportWithBOMの設定に依存)
- インポート時の動作として「エクスポート時に付与したエスケープを除去」を追加しました(サイト別およびシステム管理画面のプラグイン設定)

2.CSVDataImExporterプラグインについて
CSVDataImExporterプラグインの詳細は下記のリンクよりご覧ください。
Movable Typeで複数のコンテンツタイプを一括検索・置換できる「GlobalContentDataSearchプラグイン」
Movable Typeで複数のコンテンツタイプを一括検索・置換できる「GlobalContentDataSearchプラグイン」をリリースしました。
1.はじめに
MTデフォルトで用意されているコンテンツデータ検索・置換機能は、コンテンツタイプを選択する仕様になっています。
サイト管理画面ではサイト内のコンテンツデータ、システム管理画面ではすべてのコンテンツタイプが選択候補となります。

ただ、運用によっては多くのコンテンツタイプで運用していて、複数のコンテンツデータを一括で検索・置換したいケースも考えられます。
たとえば30のコンテンツタイプがある場合、MT既存の検索機能では30回コンテンツタイプを選択する必要があります。
ということで、本プラグインは、下記の機能を提供します。
- システム管理画面:すべてのコンテンツタイプを一括検索・置換
- サイト管理画面:サイトおよび子サイトのすべてのコンテンツタイプを一括検索・置換
- 子サイト管理画面:子サイトのすべてのコンテンツデータを検索・置換
このプラグインを導入すれば、30のコンテンツタイプに散らばっているデータも、1回の検索で済みます。
2.機能
サイト管理画面またはシステム管理画面の「ツール」→「全コンテンツデータ検索/置換」をクリック。

MTデフォルトと似たような画面が表示されますが、コンテンツタイプ選択フィールドはありません。

システム管理画面で検索するとすべてのサイトとコンテンツタイプの検索結果を表示します(MTデフォルトと同様、ヒット文字列をハイライトします)。
「置換」を選択して置換も可能です。ここでは「test」を「hoge」に置換します。「データ識別ラベル」など、特定のフィールドはMT本体機能と同様、参照のみで、置換は行いません。
これで該当箇所が置換されました。
検索は下記のフィルタリングも可能です。
- 大文字/小文字を区別する
- 正規表現
- 日付範囲(公開日または更新日)※コンテンツタイプの日付フィールドはご利用できません
3.GlobalContentDataSearchプラグインについて
GlobalContentDataSearchプラグインの詳細は下記のリンクからご覧ください。


