jQueryでパスワードの表示・非表示を切り替えるサンプル
jQueryでフォームのパスワードの表示・非表示を切り替えるサンプルを紹介します。
1.はじめに
フォームのパスワードの表示・非表示を切り替える必要が生じたので、調べてみました。
この記事でサンプルを作ってみましたので、よければご利用ください。
2.サンプル
サンプルページから動作を確認できます。
3.ソース
コピー&ペーストでそのまま使えると思います。
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<link href="https://use.fontawesome.com/releases/v5.6.1/css/all.css" rel="stylesheet">
<script src="https://code.jquery.com/jquery-2.2.4.min.js"></script>
<style>
form {
font-size: 20px;
width: 300px;
position: relative;
}
#pass {
font-size: 20px;
width: 100%;
padding: 5px;
}
#eye {
position: absolute;
top: 50%;
right: 10px;
transform: translateY(-50%);
}
</style>
<script>
$(function(){
$('#eye').on('click', function() {
var pass = $("#pass").attr('type');
if (pass === "text") {
$("#pass").attr('type', 'password');
$("#eye").removeClass("fa-eye").addClass('fa-eye-slash');
} else {
$("#pass").attr('type', 'text');
$("#eye").removeClass("fa-eye-slash").addClass('fa-eye');
}
});
});
</script>
</head>
<body>
<form>
<input type="password" id="pass" value="">
<span id="eye" class="fa fa-eye-slash"></span>
</form>
</body>
</html>
以下、HTML、CSS、jQueryの解説です。
4.HTML
HTMLのform要素内にパスワードのフォームと表示・非表示切り替え用のアイコンを表示するspan要素を設定します。
<form>
<input type="password" id="pass" value="">
<span id="eye" class="fa fa-eye-slash"></span>
</form>
5.CSS
CSSは、パスワードのサイズと、非表示切り替え用のアイコンの配置に用いています。
formにwidthプロパティとpositionプロパティで"relative"を設定します。
#pass(パスワードフォーム)に、フォームの横幅を設定します(これを設定しないとデフォルトサイズになります)。
#eye(非表示切り替え用のアイコン)のpositionプロパティで"absolute"を設定して、top、rifht、transformで位置を調整します。
form {
font-size: 20px;
width: 300px;
position: relative;
}
#pass {
font-size: 20px;
width: 100%;
padding: 5px;
}
#eye {
position: absolute;
top: 50%;
right: 10px;
transform: translateY(-50%);
}
6.jQuery
#eyeにon(click)イベントを設定し、クリックされるとパスワードのtype属性を取得し、type属性が"text"の場合は値を"password"に変更し、アイコンを切り替えます。
type属性がpasswordの場合は値を"text"に変更し、アイコンを切り替えます。
$(function(){
$('#eye').on('click', function() {
var pass = $("#pass").attr('type');
if (pass === "text") {
$("#pass").attr('type', 'password');
$("#eye").removeClass("fa-eye").addClass('fa-eye-slash');
} else {
$("#pass").attr('type', 'text');
$("#eye").removeClass("fa-eye-slash").addClass('fa-eye');
}
});
});
7.アイコン表示
アイコンの表示は「Font Awesome」を利用して、下記の設定だけでアイコンが表示される仕組みになっています。
<link href="https://use.fontawesome.com/releases/v5.6.1/css/all.css" rel="stylesheet">
:
<span id="eye" class="fa fa-eye-slash"></span>
"fa-eye-slash"はスラッシュつきのアイコン、 "fa-eye"はスラッシュなしのアイコンです。
8.スラッシュの有無変更
サンプルは非表示の状態でスラッシュありのアイコンを表示(=現在の状態を表示)していますが、スラッシュの有無を逆にしたい場合は、HTMLおよびjQueryを下記の赤字にそれぞれ書き換えてください。
<span id="eye" class="fa fa-eye"></span>
if (pass === "text") {
$("#pass").attr('type', 'password');
$("#eye").removeClass("fa-eye-slash").addClass('fa-eye');
} else {
$("#pass").attr('type', 'text');
$("#eye").removeClass("fa-eye").addClass('fa-eye-slash');
mysqlやmysqldumpで「 [Warning] Using a password on the command line interface can be insecure.」という警告が表示される場合の対処
mysqlやmysqldumpで「 [Warning] Using a password on the command line interface can be insecure.」という警告が表示される場合の対処について紹介します。
1.問題点
さくらインターネットでMySQLのバックアップを取得しようと思い、下記のコマンドを実施しました。
$ mysqldump -h mysqlxxx.db.sakura.ne.jp -u hoge -phuga testdatabase > testdatabase.sql
これまでは実行できていたのですが、今回は下記の警告に遭遇しました。
mysqldump: [Warning] Using a password on the command line interface can be insecure.
警告なのでバックアップは取得できたようですが、警告を解消する方法がわかりません。
ということで、mysqldumpで「 [Warning] Using a password on the command line interface can be insecure.」という警告が表示される場合の対処について紹介します。
2.原因
原因は、パスワードを入れてmysqlコマンドやmysqldumpを実行すると、この警告が表示されるようです。
3.対処方法
ここではパスワードを別ファイルにしてコマンドラインにパスワードを入力しない方法を紹介します。
まず、下記の内容を、任意のディレクトリ・任意のファイル名で作成します。ここでは"test.conf"とします。実際には".test.conf"など、ピリオドつきのファイル名がいいと思います。
[client]
password = <パスワード>
ファイルのパーミッションを変更します(後で実施でもOK)。
$ chmod 400 test.conf
パーミッションのライト権を外しておかないと、コマンド実行時に下記のエラーが発生するケースがあるようです。
Warning: World-writable config file '/home/foo/test.conf' is ignored
ファイルを作成したら、下記のコマンドラインを実行します。これで警告が表示されなくなると思います。
$ mysqldump --defaults-extra-file=test.conf -h mysqlxxx.db.sakura.ne.jp -u hoge -phuga testdatabase > testdatabase.sql
コマンドラインの解説ですが、"--defaults-extra-file"オプションで、作成したファイルを読み込んでいます。
配置したディレクトリ以外でコマンドを実行する場合は、下記のように相対パスまたは絶対パスを指定してください。
$ mysqldump --defaults-extra-file=/home/foo/test.conf -h mysqlxxx.db.sakura.ne.jp -u hoge -phuga testdatabase > testdatabase.sql
なお、"--defaults-extra-file"オプションはコマンドの第1パラメータに必ず指定してください。
第2パラメータ以降で指定すると次のエラーになります。
mysqldump: [ERROR] unknown variable 'defaults-extra-file=test.conf'
私はこれでひっかかって随分悩みました(笑)。
Windows11でウィンドウの影を消す方法
Windows11でウィンドウの影を消す方法を紹介します。
1.問題点
Windows11ではエクスプローラーなど、ウィンドウにデフォルトで影がついています。
この影を消したいのですが、方法が分かりません。
ということで、Windows11でウィンドウの影を消す方法を紹介します。
2.Windows11でウィンドウの影を消す
ウィンドウの影を消すには、「スタート」→「設定」をクリック。
「システム」→「バージョン情報」をクリック。
「システムの詳細設定」をクリック。
「パフォーマンス」の「設定」をクリック。
「ウィンドウの下に影を表示する」のチェックを外して「OK」をクリック。
これでウィンドウの影が消えました。
Excel上の半角スペースが"?"に文字化けするときの対処
Excel上の半角スペースが"?"に文字化けするときの対処方法を紹介します。
1.問題点
ウェブページのテキストをコピーしてExcelにはりつけ、それをさらにコピーしてテキストエディタに貼り付けたり、あるいはCSVとして保存すると、半角スペースが"?"に文字化けするケースがあります。
下記のテキスト「aaa bbb」のページをコピーします。
ページのHTMLは下記のようになっています。
aaa bbb<br />
aaa bbb
上の行は普通の半角スペース、下の行は" "になっています。
Excelに貼り付けます。
通常のxlsx形式で一旦保存し、セルをさらにコピーしてテキストエディタに貼り付けると、下記のようになります。
aaa bbb
aaa?bbb
あるいはcsv形式で保存したあと、ファイルをテキストエディタで開くと、同様の事象になります。
2.原因
ウェブページ上は同じ半角スペースに見えますが、下の行のスペースは「ノンブレークスペース」というもので、文字コードは次のように異なります。
- 半角スペース:CODE=32(0x20)
- NBSP:CODE=160(0xA0)
で、NBSPはShift-JISで表現できないため、Excel上では"?"に文字化けしてしまう、という訳です。
文字コードを調べるには、該当シートのセルに下記を設定します。
=CODE(MID(セル,開始位置,文字数))
さきほどのExcelに設定すると、それぞれ「32」「160」となります。
半角スペースの文字コード(32)
NBSPの文字コード(160)
3.対処
任意のセルに「=CHAR(160)」という数式を入力。
そのセルを丸ごとコピー。
Ctrl+fで「置換」タブを開く。
「検索する文字列」にコピーした内容をペースト(半角スペースが入ったようにみえます)、「置換後の文字列」に普通の半角スペースを入力。
「すべて置換」をクリック。
これでNBSPが半角スペースに変換されます。
さきほどの文字コードチェックでも「32」に変換されていることが分かります。
MovableTypeで削除したコンテンツデータや記事を復元できる「Trashプラグイン」
MovableTypeで削除したコンテンツデータや記事を復活できる「Trashプラグイン」を作りました。
1.はじめに
MTのデフォルト状態でコンテンツデータや記事を「削除」ボタンで削除すると、データを復元することはできません。
本プラグインを利用することで、誤って削除してしまったコンテンツデータや記事を復元することが可能になります。
2.主な機能
削除ボタンで削除したコンテンツデータや記事は「ゴミ箱」に移動します(削除したデータは一覧画面に表示されなくなります)。
「ゴミ箱」に移動したコンテンツデータや記事は、一覧画面のフィルタ「ゴミ箱」から確認できます。
ゴミ箱に移動したデータにはゴミ箱のアイコンが表示されます。
ゴミ箱が参照できるのはシステム管理者です(今後機能追加で任意のロールで参照可能にする予定)。
誤って削除してしまったデータを復元するには「~を復元」を選択します。
復元したデータは「未公開(原稿)」状態となります。
ゴミ箱のデータをデータベースから削除するには「完全に削除」を選択します。
ゴミ箱に移動した履歴も残ります。
3.Trashプラグインについて
Trashプラグインの詳細は下記のリンクからご覧ください。
PHPでvar_dumpの情報をファイルに出力する方法
PHPでvar_dumpの情報をファイルに出力する方法を紹介します。
1.問題点
ブラウザからアクセスしたサイトで動作するPHPのログをファイルに出力したいのですが、方法がわかりません。
ということで、PHPでvar_dumpの情報をファイルに出力する方法を紹介します。
2.PHPでvar_dumpの情報をファイルに出力する
PHPでvar_dumpの情報をファイルに出力するには、下記の行を追加します。
ob_start();
var_dump($data);
$dump = ob_get_contents();
ob_end_clean();
file_put_contents( '/tmp/debug.log', $dump, FILE_APPEND );
3.解説
各関数について解説します。
ob_start()は、出力をバッファリングします。
var_dump()は、 変数に関する情報をダンプします。配列やハッシュなどの構造もダンプできます。
ob_get_contents()は、バッファリングした値を代入します。
ob_end_clean()は、バッファリングを終了します。
file_put_contents()は、文字列をファイルに書き込みます。第1パラメータは出力パス・ファイル、第2パラメータは出力する内容、第3パラメータはフラグで、下記の3種類があります。
- FILE_USE_INCLUDE_PATH:インクルードパスを使用
- FILE_APPEND:ファイルを追記モードで開く
- LOCK_EX:書き込み中にファイルをロック
複数のフラグを指定する場合、論理演算子OR(|)で結合します。
サンプルは、上書きモードを指定しています。
Movable Typeの月別コンテンツアーカイブリスト用テンプレート
Movable Typeの月別コンテンツアーカイブリスト用テンプレートのサンプルと解説です。
1.サンプル
<mt:IfArchiveTypeEnabled archive_type="ContentType-Monthly" content_type="コンテンツタイプ名">
<mt:ArchiveList type="ContentType-Monthly" content_type="コンテンツタイプ名">
<mt:ArchiveListHeader>
<nav class="widget-archive-monthly widget">
<h3 class="widget-header"><$mt:ArchiveTypeLabel$>アーカイブ</h3>
<div class="widget-content">
<ol class="widget-list">
</mt:ArchiveListHeader>
<li class="widget-list-item"><a href="<$mt:ArchiveLink encode_html="1"$>"><$mt:ArchiveTitle$> (<$mt:ArchiveCount$>)</a></li>
<mt:ArchiveListFooter>
</ol>
</div>
</nav>
</mt:ArchiveListFooter>
</mt:ArchiveList>
</mt:IfArchiveTypeEnabled>
2.解説
1行目のMTIfArchiveTypeEnabledタグで、アーカイブが利用可能か判定します。
<mt:IfArchiveTypeEnabled archive_type="ContentType-Monthly" content_type="コンテンツタイプ名">
archive_typeモディファイアには月別コンテンツアーカイブなので「ContentType-Monthly」、content_typeには該当のコンテンツタイプ名を設定します。
2行目のMTArchiveListタグで、該当アーカイブをリスティングします。モディファイアはMTIfArchiveTypeEnabledタグと同じです。
<mt:ArchiveList type="ContentType-Monthly" content_type="コンテンツタイプ名">
3~8行目のMTArchiveListHeaderタグは初回のループ時に実行します。これを使ってリストのHTML開始タグを出力します。
<mt:ArchiveListHeader>
<nav class="widget-archive-monthly widget">
<h3 class="widget-header"><$mt:ArchiveTypeLabel$>アーカイブ</h3>
<div class="widget-content">
<ol class="widget-list">
</mt:ArchiveListHeader>
9行目のliタグでアーカイブ情報を出力します。MTArchiveLinkタグはアーカイブページのURL、MTArchiveTitleタグで「xxxx年xx月」、MTArchiveCountタグでその月のコンテンツデータ件数を出力します。
<li class="widget-list-item"><a href="<$mt:ArchiveLink encode_html="1"$>"><$mt:ArchiveTitle$> (<$mt:ArchiveCount$>)</a></li>
10~14行目のMTArchiveListFooterタグは最後のループ時に実行します。これを使ってリストのHTML終了タグを出力します。
<mt:ArchiveListFooter>
</ol>
</div>
</nav>
</mt:ArchiveListFooter>
15~16行目は1~2行目の終了タグです。
</mt:ArchiveList>
</mt:IfArchiveTypeEnabled>
MiniTool Partition Wizard(プロ・プラチナ版)レビュー
MiniTool Partition Wizard(プロ・プラチナ版)のレビューです。
1.MiniTool® Software Ltd.について
発売元の MiniTool® Software Ltd.は、カナダと香港に拠点をもつソフトウェアメーカーで、ディスクやパーティション管理・データ復旧・データバックアップのソリューションを提供し続けています。
2.MiniTool Partition Wizardについて
「MiniTool Partition Wizard」は2009年にリリースされた、Windows向けパーティション管理ソフトです。
第38回Vecotorプロレジ大賞「パーティン管理 部門賞」を受賞しています。
記事執筆時点のバージョンは12.7です。
3.機能について
MiniTool Partition Wizardには、大きく4つの機能があります。
- データ復元
- パーティション復元
- ディスクベンチマーク
- ディスク使用状況分析
以降、それぞれの機能を簡単に紹介します。
4.データ復元
「データ復元」をクリックすると、「データ復元モジュール」が開きます。
デスクトップやゴミ箱・フォルダを選択するなど、特定の場所から復元させることもできます。
例として、ゴミ箱から完全に消去したmp4ファイルを復元してみます。「ゴミ箱」にマウスをポイントして「スキャン」をクリック。
画面がゴミ箱のツリーに切り替わるので、ツリーを展開し、「ゴミ箱」をクリック。
最近削除されたファイルが表示されました。
ここでは、上から2つめのmp4ファイルを復元してみます。復元したいファイルを右クリックして「復元」を選択。
保存先を選択。別ドライブが推奨なので、外付けHDD(Fドライブ)の任意のフォルダ選択して、「OK」をクリック。
復元しています。
復元が完了しました。「回復されたファイルをビュー」をクリック。
復元したファイルがありました。
4.パーティション復元
(実際に試していないので機能の紹介のみです)
パーティション復元をクリックすると、ウィザードが開きます。「次へ」をクリック。
復元したいディスクを選択して「次へ」をクリック。
スキャン範囲の設定を行いまます。
スキャン方式を選択します。
パーティションを選択して「完了」をクリックすれば復元が開始します(実際にはこの後実行していません)。
5.ディスクベンチマーク
「ディスクベンチマーク」をクリックすると、下記の設定画面が開きます。
ドライブ・転送サイズ・キュー番号・クールダウンタイムなどを設定して「開始」をクリック。ここではデフォルト状態で実行します。
実行すると、ディスクをテストします。
完了しました。ベンチマークがこのように表示されます。
6.ディスク使用状況分析
「ディスク使用状況分析」をクリックすると画面が切り替わります。
ドライブを選択して「スキャン」をクリック。
分析を開始します。
分析が終了しました。「ツリービュー」ではツリー単位で、
- 親フォルダに対する占有率
- サイズ
- 項目
- ファイル
- フォルダ
を表示してくれます。ツリーを展開すれば、さらに詳細を表示できます。
「ファイルビュー」ではファイル単位に、
- ドライブ内での占有率
- サイズ
- 最終更新
- 属性
を表示してくれます。
「フォルダビュー」ではフォルダ単位に、
- ドライブ内での占有率
- サイズ
- 最終更新
- 属性
を表示してくれます。
7.その他
左側の「パーティション統合管理」をクリックすれば、パーティションに関する各種操作を行えます。
また、右上の「ブータブルメディア」をクリックすれば、ブータブルメディアビルダで起動CDおよびフラッシュドライブを作成できます。
「マニュアル」をクリックすれば、公式サイトのマニュアルを参照できます。
8.感想
一番使用頻度が高いのは「ディスク使用状況分析」です。音声や動画を編集する機会が増え、サイズの大きな不要ファイルを検索・削除するときに便利だと思いました。
メインの復元機能も、誤ってファイルを削除してしまった場合など、普段は利用する機会は少ないと思いますが、常にこのソフトを準備しておくことで安心してPCを操作できると感じました。
無料版も用意されているので、気になる方は一度使ってみてはいかがでしょうか。
9.Facebookプレゼント企画のお知らせ
Facebookでプレゼント企画を実施中です。
Movable TypeのWorkflowプラグインでDataAPIが利用可能になる「WorkflowDataAPIプラグイン」
これは「Movable Type Advent Calendar 2022」15日目の記事です。
Movable TypeのWorkflowプラグインでDataAPIが利用可能になる「WorkflowDataAPIプラグイン」の紹介です。
1.概要
Workflowプラグインを使ったワークフロー機能は管理画面上でしか利用・操作できません。
そこで、DataAPIを提供することで、任意のクライアントアプリケーションを通じてワークフロー機能を利用できるようにしてみました。
また、DataAPI機能をWorkflowプラグインに含めると、イニシャルコストが高くなるため、別プラグインとしています。
DataAPIを利用する場合は、Workflowプラグインに加えて、WorkflowDataAPIプラグインをインストールして頂く形になります。
2.主な機能
現状では下記の機能についてAPIを提供しています。
- 記事データの取得
- コンテンツデータの取得
- 記事データの承認依頼
- コンテンツデータの承認依頼
- 記事データの承認
- コンテンツデータの承認
- 記事データの差し戻し
- コンテンツデータの差し戻し
承認依頼・承認・差し戻しではメールの送信も行われます。
記事・コンテンツデータの取得では、ワークフローに必要な、承認者一覧が取得できます。
また、記事・コンテンツデータの承認依頼・承認・差し戻しではワークフローのステータスを更新することができます。
3.サンプル
DataAPIのサンプルを一部紹介します。
これはライターが公開状態のコンテンツデータについて承認依頼を行うサンプルです。
<script>
$.ajax({
url: "http://user-domain/cgi-bin/mt/mt-data-api.cgi/v2/authentication",
type: "POST",
dataType: "json",
data: {
'username': 'workflow_writer',
'password': 'password',
'clientId': 'test'
}
}).done(function(data){
sessionId = data.sessionId
accessToken = data.accessToken
// コンテンツデータ
data = {
// 承認依頼のステータス
status: "20",
authored_on: "20220407205922",
modified_on: "20220418222222",
// コンテンツフィールド
fields: [{
id: 7,
type: "single_line_text",
value: "test123456"
},{
id: 8,
type: "number",
value: "123"
},{
id: 182,
type: "content_type",
value: [ 1 ]
}],
label: "test",
identifier: "def6decc71301a52e9a760d6d8f7fdc497f54d8",
unique_id: "def6decc71301a52e9a760d6d8f7fdc497f54d8"
};
// コンテンツデータの承認依頼
var accessToken = "MTAuth accessToken=" + accessToken;
$.ajax({
url: "http://user-domain/cgi-bin/mt/mt-data-api.cgi/v4/sites/1/contentTypes/2/workflow_data/52",
type: "PUT",
data: 'content_data=' + JSON.stringify(data),
dataType: "json",
headers: {
'X-MT-Authorization': accessToken
}
}).done(function(data){
$('#test').text(data.status);
});
});
</script>
4.プラグインについて
WorkflowDataAPIプラグインの詳細は下記のページをご覧ください。
Movable Type AMI版(AWS)のアップデート
Movable Type AMI版(AWS)のアップデート方法を紹介します。
アップデートのたびにドキドキするので(笑)、実行画面を備忘録で残しておきます。
手順は下記に記載されています。
ちなみに現在のバージョンは5201です。
1.既存の環境のスナップショットを作成する
自分のEC2に行く方法も書いておきます。
ログインして、検索で「ec2」を入力。
検索結果の「EC2」をクリック。
地域を選択。ここでは「東京」を選択します。
これで自分のEC2になるので、「Elastic Block Store」→「スナップショット」をクリック。
右上の「スナップショットの作成」をクリック。
画面が切り替わるので、「ボリューム」を選択して、説明に適当な文字列を設定し、必要に応じて「タグ」を追加。
下部にある「スナップショットの作成」をクリック。
一覧の「スナップショットのステータス」が「完了」になればスナップショット完了です。
1.既存のデータをバックアップする
省略しています。
3.yumコマンドでアップデートする
ここではnginx版の手順を掲載します。
すべてのキャッシュを削除します。
[ec2-user@ip-xx-x-x-xxx ~]$ sudo yum clean all
Loaded plugins: priorities, update-motd, upgrade-helper
Cleaning repos: amzn-main amzn-updates movabletype
Cleaning up everything
いよいよアップデートします。
[ec2-user@ip-xx-x-x-xxx ~]$ sudo yum update movabletype
Loaded plugins: priorities, update-motd, upgrade-helper
amzn-main | 2.1 kB 00:00
amzn-updates | 3.8 kB 00:00
movabletype | 2.9 kB 00:00
(1/6): amzn-main/latest/group_gz | 4.4 kB 00:00
(2/6): amzn-updates/latest/group_gz | 4.4 kB 00:00
(3/6): amzn-updates/latest/updateinfo | 794 kB 00:00
(4/6): amzn-updates/latest/primary_db | 5.3 MB 00:00
(5/6): amzn-main/latest/primary_db | 4.0 MB 00:00
movabletype/x86_64/primary_db FAILED
https://repo.movabletype.jp/repo/mt7/F51C6CE5097FFEEBFA7DFEB6746625A5/x86_64/repodata/33e21287e2eff035f30827a094969cf6f4d9e8ff3234edf6d7d3950441eb03cc-primary.sqlite.bz2: [Errno 14] HTTPS Error 404 - Not Found
Trying other mirror.
To address this issue please refer to the below knowledge base article
https://access.redhat.com/articles/1320623
If above article doesn't help to resolve this issue please open a ticket with Red Hat Support.
movabletype/x86_64/primary_db FAILED
https://repo.movabletype.jp/repo/mt7/F51C6CE5097FFEEBFA7DFEB6746625A5/x86_64/repodata/33e21287e2eff035f30827a094969cf6f4d9e8ff3234edf6d7d3950441eb03cc-primary.sqlite.bz2: [Errno 14] HTTPS Error 404 - Not Found
Trying other mirror.
movabletype/x86_64/primary_db | 13 kB 00:00
Resolving Dependencies
--> Running transaction check
---> Package movabletype.x86_64 0:7.9.3-0 will be updated
---> Package movabletype.x86_64 0:7.9.7-0 will be an update
--> Processing Dependency: movabletype-extlib >= 2022.8-24 for package: movabletype-7.9.7-0.x86_64
--> Running transaction check
---> Package movabletype-extlib.x86_64 0:2020.11-13 will be updated
---> Package movabletype-extlib.x86_64 0:2022.8-24 will be an update
--> Finished Dependency Resolution
Dependencies Resolved
================================================================================
Package Arch Version Repository Size
================================================================================
Updating:
movabletype x86_64 7.9.7-0 movabletype 18 M
Updating for dependencies:
movabletype-extlib x86_64 2022.8-24 movabletype 922 k
Transaction Summary
================================================================================
Upgrade 1 Package (+1 Dependent package)
Total download size: 19 M
Is this ok [y/d/N]: y
Downloading packages:
(1/2): movabletype-extlib-2022.8-24.x86_64.rpm | 922 kB 00:00
(2/2): movabletype-7.9.7-0.x86_64.rpm | 18 MB 00:00
--------------------------------------------------------------------------------
Total 50 MB/s | 19 MB 00:00
Running transaction check
Running transaction test
Transaction test succeeded
Running transaction
Updating : movabletype-extlib-2022.8-24.x86_64 1/4
error: movabletype:10 unknown option 'su' -- ignoring line
error: movabletype:10 unexpected text
Stopping nginx: [ OK ]
Stopping php-fpm-5.6: [ OK ]
Stopping movabletype: [ OK ]
Stopping mysqld: [ OK ]
Updating : movabletype-7.9.7-0.x86_64 2/4
Starting mysqld: [ OK ]
Starting php-fpm-5.6: [ OK ]
Starting movabletype: [ OK ]
Starting nginx: [ OK ]
Cleanup : movabletype-7.9.3-0.x86_64 3/4
Cleanup : movabletype-extlib-2020.11-13.x86_64 4/4
Verifying : movabletype-7.9.7-0.x86_64 1/4
Verifying : movabletype-extlib-2022.8-24.x86_64 2/4
Verifying : movabletype-extlib-2020.11-13.x86_64 3/4
Verifying : movabletype-7.9.3-0.x86_64 4/4
Updated:
movabletype.x86_64 0:7.9.7-0
Dependency Updated:
movabletype-extlib.x86_64 0:2022.8-24
Complete!
以上です。
管理画面にアクセスするとアップグレード画面になります。
アップグレードします。
管理画面にログインしてバージョンアップされたことを確認します。
バージョンアップをちょっとサボっていたので、一気に5402になりました(笑)。
Adobe Premiere Proで書き出しがすぐに終わる場合の対処
Adobe Premiere Proで書き出しがすぐに終わる場合の対処方法を紹介します。
1.問題点
Premiere Proで2時間ほどの動画を編集した後の書きだしで、書き出しがすぐに終わり、書きだされたファイルのサイズが異様に小さいです。
タイムラインを選択状態にして、青枠で囲んでいます。
2.原因と対処
原因は、編集のときに使った「インをマーク」と「アウトをマーク」の範囲指定が残っている可能性があります。
わかりにくいのですが、下のキャプチャのように、再生ヘッド(青い縦線)の上部に棒が飛び出しています。これはタイムラインに0秒のインとアウトのマークが残っている目印です。
マークを消すには、再生ヘッドを右クリックして「インを消去」を選択。
続けて、再生ヘッドを右クリックして「アウトを消去」を選択。
インとアウトのマークが消去されて、再生ヘッド上部の棒が消えました。
これで書き出しが可能な状態になったと思います。
WindowsのエクスプローラーでExeclの内容を検索する方法
WindowsのエクスプローラーでExeclの内容を検索する方法を紹介します。
1.問題点
Excelに次のテキストを入力しました。
エクスプローラーの検索機能を使ってこの文字列を検索しても、Excelファイルは表示されません。
ということで、エクスプローラーでExeclの内容を検索する方法を紹介します。
2.エクスプローラーでExeclの内容を検索する
Execlの内容を検索するには、エクスプローラーに対して下記の手順を実施します。
「オプション」アイコンをクリック。
「検索」タブをクリック。
「ファイル名と内容を常に検索する~」をチェックして「OK」をクリック。
これで検索結果にExcelファイルが表示されます。
Movable Type 5で「Got an error: Can't use 'defined(%hash)' (Maybe you should just omit the defined()?)」というエラーになる場合の対処
Movable Type 5で「Got an error: Can't use 'defined(%hash)' (Maybe you should just omit the defined()?)」というエラーになる場合の対処について紹介します。
1.問題点
過去のバージョンですが、Movable Type 5で管理画面にアクセスすると「Got an error: Can't use 'defined(%hash)' (Maybe you should just omit the defined()?)」というエラーに遭遇しました。
ログイン画面でこのエラーが発生するため、ログインすることもできません。
2.原因
サーバのPerlがバージョンアップされたため、MT5のPerlバージョンと適合しなくなったようです。
3.対処
調べたところ、「Got an error: Can't use 'defined(%hash)' (Maybe you should just omit the defined()?)」のエラーに遭遇するk所は下記の3ファイルでした。
extlib/Data/ObjectDriver/Driver/DBD.pm
extlib/I18N/LangTags/Detect.pm
extlib/SOAP/Lite.pm
それぞれ下記の修正を行います。
extlib/Data/ObjectDriver/Driver/DBD.pm
14行目
変更前
unless (defined %{"${subclass}::"}) {
変更後
unless (%{"${subclass}::"}) {
extlib/I18N/LangTags/Detect.pm
140行目
変更前
if defined(%{$module . "::Lexicon"}) or defined(@{$module . "::ISA"});
変更後
if (%{$module . "::Lexicon"}) or defined(@{$module . "::ISA"});
extlib/SOAP/Lite.pm
465行目
変更前
unless (defined %{"$protocol_class\::Client::"}
変更後
unless (%{"$protocol_class\::Client::"}
これでログインはできるようになりますが、ログイン後に別のエラーが発生します。
こちらの対処方法ついては、別エントリーで紹介します。
なお、操作によっては異なるエラーに遭遇するかもしれません。予めご了承ください。
4.参考サイト
Finaleで3連符の中に3連符を設定する方法
Finaleで3連符の中に3連符を設定(3連符の入れ子)する方法を紹介します。
完成イメージ
1.3連符の中に3連符を設定する
まず内側の音符から入力します。
3連符の設定をせず、2分音符を入力し、8分音符の3連符を入力します。
「連符ツール」をクリック。
2分音符をクリック。
連符定義ダイアログが開くので、「『4分音符3個』を『4分音符2個分』に入れる」を設定。この項目は小節全体に対してどう設定するかで考えてください。今回は3連符の入れ子は2分音符の中で設定するので、親の3連符は4分音符3個分、範囲は4分音符2個分(または2分音符1個分)になります。
3連符の表記位置を「音符の上」にして「OK」をクリック。これを設定しないと子の3連符と表示が重なります。
これで3連符の入れ子部分が完成です。
残りの拍も入力して、完成です。
2.参考サイト
参考サイト(Twitter)は下記です。ありがとうございます。
FInaleでトレモロを表示する方法
FInaleでトレモロを表示する方法を紹介します。
1.2音のトレモロ
完成イメージ
まず、表示させたい長さの半分の音価で入力。全音符の表示であれば2分音符で入力。
トレモロにしたい箇所を選択。
「プラグイン」→「TGツール」→「簡易トレモロ」をクリック。
「連桁の本数:」にトレモロの数を入力して「適用」をクリック。
これで完成です。
2.1音のトレモロ
音符を入力。
「アーティキュレーション」ツールを選択。
トレモロ記号を加えたい音符をクリック(または音符を囲むようにドラッグ)して、「アーティキュレーション」ツールを開く。
音符を囲むようにドラッグした場合は下記のダイアログが開くので「選択」をクリックすれば前述の画面に遷移します。
スクロールをして、34~36のいずれかを選択して「選択」をクリック(音符を囲むようにドラッグした場合は割付画面に戻るので「OK」をクリック)。
これで完成です。